顧客獲得プロモーションの整理【マーケティング編】

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さて、今回はスタートアップでクライアントを獲得するための「顧客獲得プロモーションの整理」について、「マーケティング」「ブランディング」「セールス」の、3回に分けて整理してみたいと思います。

この順番は、そのままプロモーションで行う順序だと思っていただいていいと思います。

また、3つそれぞれの専門知識が必要というわけではなく「その施策を何のために行うか」を明確に意識することで、意識的に作業に取り組めるようになることが大切と考えていますので、あまり難しく考えずにお読みいただければ幸いです。

では、今日は「マーケティング」からいきたいと思います。

「見込み客に発見してもらう」ための活動

まず、プロモーションにおいてのマーケティングの役割は、色々な船が絶えず行き交う「マーケット」という大海原で「見込み客に発見してもらう」ための活動です。

わかりやすい入口は「SNS」「ブログ」「ホームページ」です。

それぞれの特性ですが、SNSが情報を外に発信できる「発信型」なのに対し、ホームページは「蓄積型」、ブログはその中間という感じです。

ここでの役目はマーケティングですので、運営する上での目標は「認知してもらうこと」程度でいいと思います。

というのも、この段階でのお客様の心理は「情報収集」ですので、ここだけで決定することはありません。ですので、まずはターゲットに存在を知られることが目標になります

ターゲットに見つけてもらうには、キーワードが大切です。SNSならハッシュタグ、ブログならブログのタイトルや記事のテーマ、ホームページならディスクリプションなどに最低限気をつかって運用をすることが必要です。

顧客獲得でのプロモーションにおいての「マーケティング」は、いわば日々の種まきですので、継続できることが大切です。

ですので、内容が面白いことはいいことですが、もし「バズる」や「映える」ことを考えるのが負担になるようでしたら、肩の力を抜いて日常的に運用できることを意識した方がいいと思います。継続は力なりであり、日々変わらず更新されていることで与える安心感は、信頼感を貯めることにも役立ちます。

SNSは「コミュニケーションの場」

まず、SNSです。SNS本質はコミュニケーションですので、よく「中の人」と言ったりしますが、企業でもオフィシャルで特定のキャラクターのような人格を作って担当を決めて運用する方がやりやすいと思います。

または、規模がそう大きくないうちは、経営者個人のアカウントの方が効果を発揮することが多々ありますので、その場合にはオフィシャルも兼ねて経営者が会社のことを投稿、または知り合いのシェアやリツイートをしたりなど交流をされるといいと思います。そうすることで、友達の友達はみな友達と言ったように、親近感を感じてもらえる輪が広がり、ビジネスの素地ができます。

また企業アカウントでも、最初に「SNSの本質はコミュニケーション」とお伝えしたように、一方的に発信をするばかりではなく、フォロワーとのコミュニケーションが大切です。自社の商品に触れた投稿をチェックし「いいね!」や、コメントをしたりと、企業と消費者が直接コミュニケーションをとることができるのがSNSの大きな魅力です。

また、インターネットでは口コミなどの「第三者の評価」がとても強力ですので、コミュニティが深く、大きくなってくれば、有料のSNS広告を使うまでもなく、発信の影響が広がるようになってきます。

ですので、SNSは「コミュニケーションの場」と思って楽しんでください。SNSでのコミュニケーションも、リアルなコミュニケーションと同じく「親しき仲にも礼儀あり」を大切にしていれば、そうそう炎上は起こりません。

ブログは、最初は質より量でもOK

次にブログですが、これは少し気合いが必要です。

というのも、最初に「ブログは発信型と蓄積型の中間」とお伝えしたように、記事の更新が簡単ですので発信に向いている反面、SNSのように大勢のユーザーが集まるプラットフォームがないため、ネット上の集客は検索に頼らざるを得ません。

そのため、どれだけ顧客の求める記事(情報)が蓄積されているかが必要になってきます。ブログに蓄積された記事の中にある言葉は、そのまま検索キーワードに呼応する対象となるため、ブログに見込み客の皆様が知りたい情報があればあるほど、キーワード検索で見つけてもらいやすくなります。

ですので、ブログのタイトルを決めるところから検索キーワードを考慮してつけることをおすすめします。

ブログの役割はあくまでマーケティングですので、ブランディングのような「らしさを表現した言葉」よりも、大勢の方が使いそうな「検索キーワード」を想像しながら考えてください。

まだ知られていない内から「自分の会社はこうだから」と、差別化するような言葉だけで名付けてしまうと、検索キーワードにひっかからず、結果的に見つけてもらえません。

また、最初の内は「文章を書くこと」というより「読んでもらう」ことに慣れていないため、他の方の記事と比べてしまったりと、悩むこともあると思います。

ですが、まずは情報をブログに蓄積することが大切ですので、とにかく質より量だと割り切ってしまい、どんどん書いていってしまうのでも良いと思います。

ブログは、SNSと比べると、文章も長くまとまった内容を書く必要があったり、タイムラインからすぐに消えていくという気軽さがなかったりするため、比較にならないほど労力がかかります。

しかし、それだけに自分の考えを整理することにつながったり、何が求められるているかを真剣に考えたり、テーマを掘り下げるため知識量が増えるなど、自分を成長させるメリットもたくさんあります。

SNSのように即時性はありませんが、プロモーションとしては一度書けば後々も効果があるものですので、がんばってチャレンジでしてみてください。

ちなみに、私はデザインこねこを始めた時に1年以上日記をブログとして書いていました。そのおかげで色々な方からご連絡をいただいたり、初対面の方でもブログの読者だと教えてくださり、最初から親しく話していただけることもありました。

新しく始めたこのブログも、とりあえず100本貯めるまでは毎日書こうと決めています。これからブログにチャレンジしてみようかなと思った方は、一緒にがんばりましょう!

ホームページは「目的地」

最後にホームページですが、ホームページは「蓄積型」ですので、ユーザーはキーワード検索でたどり着きます。そのため、ブログ同様検索されやすい情報が蓄積されていることが必要です。

そして、情報を発信することができるSNSやブログで集めた見込み顧客のみなさんを連れてくる場所も、ホームページです。つまり、プロモーションでのマーケティングの「目的地」です。

ここまでくると、マーケティングの役割である「発見してもらう」という目標はほぼ達成されたと言っていいと思います。

ホームページでは、次の段階である「ブランディング」でのコミュニケーションへつなぐために、資料請求や、ノウハウなどのシートのダウンロード、メルマガ購読などのメニューを用意します。

ホームページを見ていただいた方にそれらのアクションを起こしてもらうためには、それ相応の「興味」を持っていただく必要がありますので、Webサイトのデザインはブログの時とちがい、御社のユニークなポイントが伝わるような「らしさ」を備えたWebデザインであることが重要になります。

\参考になります!/ こねこの本棚

「稼ぐコンサルタントの起業術 」
 富田 英太

コンサルタントの起業術とありますが、
どの業種の起業にも通じる
「ノウハウ」が満載です。
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おすすめです。

まとめ

顧客獲得のためのプロモーションでの「マーケティング」についてのパートはここまでです。

いかがでしたでしょうか。実際には平行して進めていく必要がありますので、本業の傍らプロモーションを自社で行うのは大変だと思います。しかし、もちろん段々楽になりますし、プロモーションを通じで色々な方と知り合い、自分の世界が広がっていく楽しみは、スタートアップの時の方がよりビビッドに感じるものですので、がんばってみてください。

明日はプロモーションでの「ブランディング」について、整理していきたいと思います。

こねこの本棚

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長嶺俊也 デザインこねこ株式会社取締役/クリエイティブディレクター/LOBBY ODAWARA オーナー兼ディレクター/神奈川県商工会連合会小規模支援強化事業コーディネーター