顧客獲得プロモーションの整理【ブランディング編】

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さて、昨日からスタートアップでクライアントを獲得するための「オンラインでのプロモーションの整理」について「マーケティング」、「ブランディング」、「セールス」の3回に分けて整理しています。

今日は2回目、プロモーションでの「ブランディング」にあたる部分を考えていきたいと思います。1回目の「マーケティング編」をお読みになりたい方は、先に以下よりお読みください。

「興味を持ち続けてもらう」ための活動

前回、プロモーションにおいてのマーケティングの役割は、だだっ広くて色々な船が絶えず行き交うマーケットという大海原で「見込み客に発見してもらう」ための活動とお伝えしました。これは、SNSや、ブログ、ホームページが入口になります。

今回の「ブランディング」のパートの役割は、マーケティングのパートで認知していただいた方に様々な価値を提供し続け、「興味を持ち続けてもらう」ことです。

この段階では、メールマガジンを活用します。いわゆる「メルマガ」ですね。

つまり、前回からの流れでおさらいすると、SNS、ブログからホームページへ来ていただき、メルマガに登録していただきます。

このように、どのツールを、どのタイミングで、何のために活用するかで内容も決まってきますので、意識的に位置付けてしまうのをおすすめします。

例えば、SNSはコミュニケーション(=親近感を与えることを意識)、ブログはトレンドなど検索に強いもの(=信頼感を与えることを意識)、ホームページはブランド体験(=更新が行き届いていたり、シンプルで読みやすい、ワクワクするなど、御社のサービス体験を表現しているデザインを意識)、そして今回のメールマガジンは価値の提供(=我が社の強みを伝えることを意識)といった具合です。

こうして整理すると、この「ブランディング」のパートが、この後の「セールス」への架け橋になっていることがわかると思います。

メールマガジンは「手紙に近い」

メールマガジンは多くの企業が導入しているため、読んでいただけずに埋もれてしまうかもと効果を心配されるかもしれませんが、システム的に顧客の皆様につながりを感じていただく面でもとても強みのあるツールです。

例えば、普段からSNSで近況を見ている方だと久しぶりに会った気がしないという事がある思いますが、メルマガも同じような気持ちを抱いていただけるようです。

しかも、宣伝の投稿は敬遠さられるSNSとは違い、メルマガでは自分の専門分野での強みを記事にして直接お伝えすることができるのが、大きなメリットです。

また、最近では広告がネットのいたるところに入り込んでいますので、そういった広告掲載のないメールマガジンは、むしろ手紙に近い印象を持っていただけているような感じがします。

実際に、弊社の例を取りますと、公式メルマガは代表である妻が書いているのですが、打ち合わせなどでお会いした方が「いつも読んでますよ」とわざわざ教えてくださったり、メルマガの送信日の翌日にご用件の問合せをいただくことがよくあります。

LINEは「プライベートに近い」

メルマガと同じような機能をもつものに「LINE」があります。

企業の公式LINEアカウントを作り、お友達になっていただいた方には、こちらで投稿をすると通知で知らせてくれます。

ただ、LINEの場合相手は個人アカウントで登録することになりますので、パーソナルなイメージとなり、仕事でのつきあいではハードルが高い場合もあります。

しかし、もちろんBtoCの場合や、ご自分のビジネス的にオーナー同士の付き合いが多いなど、営業方法として可能なようであればとても有効なツールだと思います。

メールマガジンでは優位性や強みを伝える

最初にお伝えしたように、メルマガでは自社に価値を感じてもらい、興味をもち続けていただくことが目標です。

メルマガに書く内容はついつい自社のセールスポイントに絞って伝えたいところですが、まだ問い合せもしていないのに急にアピールされても、押し売りされるようで困ってしまいますよね。

ですので、ある程度読み物として成立した上で、御社が業界で優位に立っていることが感じられるような内容が良いと思います。

例えば、自分の業界では当たり前のことでも、他の方は知らないようなことがおすすめです。

「プロはここを見ている」や「知っておくとお得なこと」、「業界のあるある」や「業界のトレンド」など、自社のことだけではなく、業界全体に精通している印象を与えると、お客様はその企業に安心感を感じるからです。

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まとめ

プロモーションで「ブランディング」のパートになる「メールマガジン」は、継続したお付き合いをしながら、ご依頼のタイミングを待つようなイメージです。

「〇〇の件でなにかあった時には、あそこに相談しよう」というリストに入れておいていただき、そのリストに居続けることが大切な目標です。

ですので、あまりコンテンツやテンプレートににこだわり過ぎても「ネタ切れで書けない!」と、苦しくなってしまうと思いますので、時には「番外編」などとして、身の回りのネタや、社会考察、これだけは知ってもらいたい我が社の価値、キャンペーン情報など、色々織り交ぜてもいいと思います。

要は、読み手が少しでも楽しんでくれるものであるように工夫さえされていれば、その気持ちもまた御社の価値として伝わるはずです。

また、勤務中に見る方や、休憩中に見る方、通勤中に見る方、はたまた家事の間など、みなさんのターゲットによって、メルマガを読むタイミングはそれぞれだと思いますので、送信の時間帯や、長さ、内容を決めることも大切です。できる限りの工夫をされてみてください。

明日は「セールス」についてです。

こねこの本棚

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長嶺俊也 デザインこねこ株式会社取締役/クリエイティブディレクター/LOBBY ODAWARA オーナー兼ディレクター/神奈川県商工会連合会小規模支援強化事業コーディネーター