【Z世代が火付け役 レトロブームについて】

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こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。

10月も半ばに差し掛かり、あっという間に長袖の季節ですね。急に寒くなったので、体調管理を気をつけたいです。インフルエンザも流行っていますので、皆様もお気をつけください。

(右下の2点は、小学2年生の息子が撮った写真です)

【一週間のAI / ITニュース】

10/4〜10/10までのAI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。

10月4日
 ソフトバンクの孫会長兼社長は、法人顧客向けのイベント「ソフトバンクワールド2023」で講演し、AIが人間の知能を超える「汎用人工知能」(AGI)の世界が「10年以内に実現する」と話しました。孫会長はAGIを「人類の叡智の総和の10倍」と定義、「AIが議論の余地がないぐらい優れた知能になる」と説明しました。インターネットが小売業や広告業の在り方を変えたが、AGIは全ての産業に影響し、「今から10-20年後に人類をリードする」ということです。

10月4日
米アップルが同社のウェブブラウザー「サファリ」のプライベートモード向け標準検索エンジンについて、グーグルからダックダックゴーに変更する可能性を協議していたと報じました。米司法省は先月、グーグルが自社の検索エンジンをアップルなどのスマートフォンメーカーの端末などの標準装備にしてもらうために年間100億ドルを不正に支払っていると主張しました。

10月6日
「MITテクノロジーレビューインサイト」と米Databricksは、データと生成AIの活用を通じた企業の成長を調査したレポート「データと AI の活用による成長基盤の構築」を発行しました。調査は、官民を問わず、世界の大手企業・組織を対象に行ったところ、日本は世界でもAI導入の動きが最も速い国であることが判明し、日本企業の幹部の70%が自身が属する業界や分野でのAIの導入ペースは「非常に速い」または「速い」と回答。これは調査対象国の中で最も高く、インド(68%)、フランス(64%)がこれに続いています。


 【Z世代が火付け役 レトロブームについて】

ここ数年、使い捨てカメラや喫茶店など、レトロなものが、Z世代を中心に人気です。このブームはもう少し続くと言われています。今回は、いろいろなレトロブームについて、調べてみましたので、ご紹介させていただきます。

昭和レトロ

昭和レトロブームは、2000年代初頭から徐々にはじまったと言われています。
このブームの火付け役は、Z世代(1997年~2012年生まれ)たちです。

Z世代は、生まれた時からインターネット環境があり、「デジタルネイティブ世代」とも言われています。その世代から見ると「アナログ世代」である昭和のものなどが、新鮮に映ったのだと思います。代表的なブームをいくつかご紹介します。

フィルムカメラ / 使い捨てカメラ / チェキ

フィルムカメラも、近年流行っています。修正も加工もできないカメラというのが人気の理由です。
フィルム写真特有の少しくすんだような色合い、粒子のざらつきが新鮮だったり、撮ってすぐには見られないところも、魅力だそうです。カメラは、上手に撮るために技術の習得が必要ですので、やりがいもあるのだと思います。

カセットテープ

カセットテープは、世界的に人気が出ています。今の若いミュージシャンは、カセットで発売したい!という方も多いそうです。

カニエ・ウェスト、テイラー・スウィフト、ニール・ヤングなどは、新譜をカセットテープで出していて、コーネリアスも、日本では出していませんが、アメリカで発売しているそうです。

発端としては、2010年代前半頃、アメリカ西海岸のインディーシーンでカセットテープが盛り上がったそうです。カセットテープは、作るコストが安いため、お金のないインディーレーベルが発売するのにも合っていたそうです。

純喫茶 / 酒場

固めのプリンや、クリームソーダなど、純喫茶は「映える」スポットとして、数年前から人気です。そんな純喫茶で使われている、レトロなコップなどの食器も大人気です。

1819年創業のガラス食器メーカー・石塚硝子株式会社が2019年10月に発売した、昭和に大流行したプリントグラスの復刻版「アデリアレトロ」が代表的です。売り上げ個数は、2022年10月で120万個を突破したそうです。

いかがでしたでしょうか。

若い世代にとって、レトロなものは「むしろ新しくてクール 」と捉えられているそうです。デジタル化が進み、モノとしての魅力を感じるものに人気が出ているのだと思います。レコードやカセット、フィルムカメラは、見た目もかっこよかったり、可愛かったりして、宝物感があるのかな、と思いました。

私も、カセットテープに音楽や、声などを録音をして遊んでいたことがありますが、今思えば、とてもクリエイティブな遊びだったと思います。

長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。