【超知能(superintelligence)の登場】

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こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。

先週の土曜日に、中井町の厳島湿生公園で行われた、「厳島湿生公園 竹灯篭の夕べ」に行ってきました。
4年ぶりの開催とのことで、多くの方が来ていらっしゃいました!18時〜20時の開催だったのですが、だんだん暗くなってくると、炎の揺らぎが美しく、とても幻想的でした。来場者はチャッカマンを100円で購入でき、消えてしまった灯篭に火を灯すことができます。地元のお店の屋台もあり、コロッケやたこ焼きも美味しかったです。

なんと、その翌日の日曜日も、中井町の中央公園に行ってきました。暑かったので水辺の遊び場で水遊びをしてから、砂場に移動して、トンネル工事をしました。中井町の中央公園は、駐車場も無料でたくさん遊べてお勧めです。

【一週間のAIニュース】

5/17〜5/23 までのAI関連ニュースを一部、お知らせします。


5月19日
OpenAIは「ChatGPT」のiOSアプリを発表しました。まずは米国で提供を開始し、向こう数週間でさらに多くの国に拡大する予定です。また、Androidアプリも「間もなく」提供の予定としています。

5月22日
OpenAIが、専門家のスキルレベルを超え、高度な生産活動を行うAI「超知能(Superintelligence)」の登場を予期し、AIの安全な開発を進めるためには国際的な規制機関の立ち上げが必要になると提唱しました。

5月22日
東京工業大学や富士通が、スーパーコンピューター「富岳」を使って、2023年度中に高度な生成AIを開発すると発表しました。

5月23日
半年ごとに公表されている世界のスーパーコンピューターのランキングで今回も、米エネルギー省オークリッジ国立研究所(ORNL)の「Frontier」が首位を守り、日本の理化学研究所計算科学研究センターに設置されている「富岳」も前回に引き続き2位でした。

【超知能(Superintelligence)の登場

OpenAIは、Governance of superintelligenceという題名で、文書を発表しました。
https://openai.com/blog/governance-of-superintelligence#IlyaSutskever

内容をまとめてみました!

今こそ、AGI よりも劇的に高性能な将来の AI 、超知能(Superintelligence)のガバナンスについて考え始める良い時期。

*AGI (汎用人工知能)…人間が実現可能なあらゆる知的作業を理解・学習・実行することができる人工知能のこと

今後 10 年以内に、AI はほとんどの領域で専門家のスキル レベルを超える。今ある大企業と同等の、生産的な活動を実行できるようになる。私たちは劇的に豊かな未来を手に入れることができる。原子力エネルギーに近いものを感じる。

出発点

この発展をうまく乗り切るための3つの大切なこと

安全性を維持しながら、AIと社会を統合するために、AI 能力の成長率が年間一定の割合に制限されるように、開発者間の一定の調整が必要。

国際原子力機関(IAEA)のようなものが必要になる可能性が高い。

【超知能(Superintelligence)の登場


今後AIは、便利だけれど、原子力のように大きな力を持ったある意味では危険なものになり得る、ということでしょうか。

規制の範囲外のもの

重大な機能のしきい値を下回るプロジェクトについては、規制する必要がなく、どんどん開発をしていったほうがいい。


しきい値のラインを明確にする必要があると思いますが、どんどん開発はしていって、より理解を深めて、道具として使い慣れていったほうがいいということですね。

一般からの意見と可能性

強力な公的監視が必要。世界中の人々がAIシステムの限界とデフォルトを民主的に決定すべきである。
個々のユーザーが使用する AI の動作を大幅に制御できるべき。


今、日本では、ほとんど規制がないので、自由に使用していますが、犯罪に利用したりなど、今後注意が必要になってきますよね。今日(5/23)にも、「ペンタゴン付近で爆発」というツイートが、AIで生成したとみられる、フェイク画像とともに拡散され、ニューヨーク市場が混乱したそうです。

そもそもなぜこのテクノロジーを構築するのか

OpenAI には 2 つの基本的な理由がある。

1.
私たちが想像できるものよりもはるかに良い世界につながると信じている。
(教育、創造的な仕事、個人の生産性などの分野で、もうすでに起こっている。)
世界は多くの問題に直面している。このテクノロジーは私たちの社会を改善することができ、経済成長と生活の質の向上につながる。

2.
超知性(Superintelligence)の創造を止めることは直感的には危険で、困難である。
利点が非常に大きく、構築は急激に増加している。それを阻止するのは難しいだろう。


AIを使いこなすことができたら、人間社会がはるかに良くなる、ということでしょうか。
さらに、もうこの流れは止められない、という文章で締めています。

いかがでしたでしょうか。

シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える「超知能」を獲得)は、2045年に起こると言われていましたが、落合陽一さんは2025年に起こるのでは、とお話しされていました。

インターネットができたときもそうでしたが、何かが変わる時には、そのままでいられなくなり、大変なことも起こりますよね。でも、その後、より便利な世界になっていくと信じています!

私たちが今問題に思っている、食料や、気候、また、絶滅危惧種などの人間以外の動物について。
そういった問題も、AIの情報を処理する能力で、画期的な解決案が出てくるかもしれません!

長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。