こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。
9月になりました。
残暑はまだ厳しいですが、秋らしくなってきましたよね。予定も、この時期になると年末のことが入ってきていて、1年は本当に早いなとびっくりします。
市民農園は、まだ夏の雰囲気で、先日夏野菜たくさんのピザを作りました。ピザ生地もカリカリで美味しく作れました。タバスコをたくさんかけて夏らしかったです。それと、育ったガパオの葉を使って、ガパオライスをつくってみました!初めてでしたが、かなり美味しかったです!
【一週間のITニュース】
8/30〜9/4までのIT関連ニュースを一部、お知らせします。
8月31日
米X社(元Twitter)の会長であるイーロン・マスク氏は、X社のアプリに音声とビデオ通話機能を追加する計画を近く実施することを発表しました。電話番号がなくてもスマートフォンアプリやパソコン上で利用できるようになる予定です。この通話機能は、米国アップル社や米国グーグル社の基本ソフトウェア(OS)を搭載したスマートフォン、そしてアップルの「Mac」を含むパソコンにも対応する予定です。
9月1日
NTTドコモグループ3社は、生成AIを使って社内業務を効率化するための実証実験を開始しました。独自に開発した生成AIプラットフォームを使用し、回答の参照元を表示したり、機密情報の漏洩を防ぐためのフィルタリング機能を備えたりすることで、安全性を向上させることができるかどうかを確認する予定です。そして、2023年度中にこのプラットフォームを外部に提供する計画を立てています。
【教員に向けたデザイン講座の講師を務めました】
先日、南足柄市の中学校や小学校の教員で構成されている、南足柄市教育研究会図工美術部会様からご依頼を受け、ユニバーサルデザインについての講座の講師を務めてきました。
内容をご紹介いたします!
1.ユニバーサルデザインとは
身体能力の違いや年齢、性別、国籍に関わらず、すべての人が利用しやすいようにつくられたデザイン のことです。身近にあるものでいうと、幅の広い改札、自動ドア、点字がついた商品、硬貨投入口が大きな自動販売機、標識 などです。
2. 色の考え方・色覚異常について
配色の考え方
配色は、目的にあった印象を与えるものを考えます。色数は少なく、濃淡でデザインすると 親しみやすい、優しい雰囲気に。色数を多くすると にぎやかで元気な雰囲気に。
色覚異常について
日本人の 4〜5%の方に色覚異常があると言われています。色覚異常のうち先天色覚異常は、女性が 500 人の 1 人、男性では 20 人に 1 人の割合で起こるとされています。
3.書体の種類と与える印象
ゴシック体
親しみやすい印象です。
太さが均一のため、小さい文でも視認性が高く、雑誌などの本文書体としても多く利用されます。
明朝体
上品な印象の書体です。
タイトルや見出しなど少し大き目の文字サイズで使用されることも多い書体です。
丸ゴシック体
カジュアルでより柔らかいく温かみのある印象の書体です。
その他の書体
ゴシック・明朝の他にも様々なデザインの書体があります。
個性的なデザイン書体は、視認性が悪いため、
その書体の 特性(デザインの意図)を理解した上で使う必要があるとき以外はあまり使用しません 。
4.ピクトグラムについて
様々な場面で使用され、視覚的な表現手段として様々なコミュニケーションや情報伝達ツールになる図像のことを言います。
1964 年の東京オリンピックで初めて広範囲にピクトグラムが反映され、国際的な来場者にもわかりやすい情報伝達が実現したことで、今では 当たり前のように国際イベントはもちろん、様々な公共の場で使用されています。
当日は、下記の中から選んだピクトグラムを実際に描いてもらいました。
その後、
日本デザインセンターが企画・制作した、日本の観光体験を支える無償ピクトグラムのサイトをご紹介しました。
https://experience-japan.info/
中でも、動くピクトグラムの「相撲」が人気でした!
https://experience-japan.info/animated/m_sumo
可愛らしいのでぜひご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
先生たちに教えていただいたのですが、中学校でも、クラスに一人くらいの割合で、色覚異常の生徒さんがいらっしゃるそうです。赤や緑の色が茶色っぽく見えてしまうため、先生や友達に「この色であっているかな?」と、聞きながら着色をしているそうです。
調べてみると、信号の色も分かりづらいという方もいらっしゃるようです。ユニバーサルデザイン的に考えると、
信号も、3色だけではなく、○や×などの、図が入った方がいいと思いました。
長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。