【ユニクロのクリエイティブディレクター 佐藤可士和さん】

メールマガジン/バックナンバー

こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。

3月も後半になり、今週は卒業式の学校が多いそうです。春休みも、もうすぐですね。
年度末は、印刷関係は繁忙期です。配送なども含め、いつもよりも時間がかかることもあるそうですので、印刷物の増刷などお考えの方はお気をつけください。


*写真は、小田原市の歴史的建造物の旧松本剛吉別邸で開催された、永井 香峰 展 ~春の陽ざしの中で~の写真です。

永井 香峰 様は、弊社で作らせていただいた、三の丸ホールのロゴ制作の際に、ロゴの元となる、書の作品を作ってくださり、たくさんの中から一緒に選ばせていただいたりなど、大変お世話になりました!


 

弊社で、分割払いができるようになりましたのでお知らせいたします。

【お支払い方法をお選びいただけるようになりました】
[ご一括・分割引落し・クレジットカード・QR決済 等]口座引き落としの分割でのお支払いが可能になりました。また、各種クレジットカードや、QR決済などにも対応いたします。ご希望の決済方法をお伝えください。

制作事例のご紹介

今回は、伊勢屋様の「伊勢屋通信」をご紹介いたしました。

制作内容:A4チラシ
こちらからご紹介ページをご覧ください

小田原の方はみんな知っている、老舗の和菓子屋さんの、伊勢屋さんが、不定期で発行している「伊勢屋通信」を、弊社で制作させていただいています。
今回の伊勢屋通信は、5年ぶり、6回目の制作となり、徳光和夫さんが番組でお店にいらっしゃった時の様子や、FMヨコハマのラジオ番組内での、新商品の企画についてなど、とても楽しい内容になっています。
水彩画イラストは、私が担当しています。ぜひ、ご覧ください!

【一週間のAI / ITニュース】

3/13〜3/19までのAI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。

3月19日

米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は開催中の開発者会議「GTC」に合わせて開いた記者会見で「日本は自ら人工知能(AI)を構築すべきだ」と発言しました。日本語の学習データは特殊だと指摘し、「日本語データでAIを開発し、日本に再び輸入するのを(外国企業などの)第三者に任せる理由はない」と話しました。

【ユニクロのクリエイティブディレクター 佐藤可士和さん

本日は、佐藤可士和さんについてご紹介いたします。

佐藤可士和さんは、多摩美術大学を卒業後、博報堂の大貫卓也さんに憧れ、24歳で博報堂に入社しました。

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大貫卓也さんのお仕事:
としまえん「プール冷えてます」
日清カップラーメン「hungry?」他多数
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博報堂では、アートディレクターとして広告制作に携わっていましたが、2000年に35 歳で独立し、「サムライ」設立。ブランド戦略のクリエイティブディレクターとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティで仕上げていきます。

佐藤可士和さんの代表作

SMAP
楽天
ユニクロ
セブン-イレブン
カップヌードルミュージアム
他多数

いくつかご紹介していきます!

SMAP

独立後、最初に手がけたプロジェクトは、デビュー10周年を機に展開されたSMAPのキャンペーンでした。それは実験的な試みで、まずは、グループをひとつのブランドに見立て、記号性の高い、VI(visual Identity)を設計しました。そして街全体をメディアに見立て、自動販売機、車のカバー、壁面広告、CDジャケットからコンサートグッズまでをトータルプロデュースしました。

楽天

2003年から現在に至るまで、楽天のチーフディレクターを務めています。
多数の楽天のサービスを、ブランドロゴの色で分けることで、事業の整理をしました。

ユニクロ

2006年、ユニクロのソーホーニューヨーク店のオープンがきっかけで、グローバルブランド戦略のクリエイティブディレクターに抜擢。創業時のコーポレートカラーだった赤色を採用し、ロゴとオリジナルフォントを開発しました。

株式会社ファーストリテイリング柳井社長からのお題は「ユニクロをグローバルブランドにしたい」ということだったそうです。そして、みなさんご存知の、カタカナのロゴについては、以下のような背景で誕生しました。

90年代のAppleのmackintoshが登場した際、DTPができるようになり、デザインがどこでもできるようになりました。そのカルチャーの最先端を行っていたのが、ザ・デザイナーズ・リパブリックという、イギリスを拠点にしているデザインスタジオです。彼らが当時テクノやハウスのCDジャケットをデザインする際に使用していたのが日本のカタカナでした。

「90年代のクリエイティブシーンの最先端カルチャーをユニクロというマス・ブランドで再解釈するのがクールではないか」と佐藤可士和さんは思ったそうです。

最初のプレゼンの時に、最初に柳井社長にカタカナのロゴを見せるのはハードルが高いと考え、英語ロゴを見せたのですが、柳井社長が資料の中からカタカナのロゴを見つけ、「これがいい」と言ったそうです。佐藤可士和さんは、自分が説明するまでもなく、カタカナロゴが選ばれ、ショックを受けたそうです。笑

カタカナのロゴは、アメリカのカジュアルファッションを日本的にアレンジしているユニクロにとって、とても理にかなっていました。カタカナは、海外の言葉や考え方を日本語に持ち込むときに使われるものということもあります。

セブンイレブン

2011年、プライベートブランドの「セブンプレミアム」の1000アイテム以上にもなるアイテムのパッケージデザインを一新しました。ロゴの配置や、写真の撮り方、商品名のフォント、アイコン、文字数など、全てをルール化しました。

カップヌード

同じく2011年、横浜にオープンした「カップヌードルミュージアム」については、ロゴから建築デザイン、展示内容、ミュージアムグッズまでプロデュースしました。日清食品創業者・安藤百福の発想力やベンチャーマインドを「クリエイティブシンキング=創造的思考」と言い表し、そのコンセプトに合わせました。

いかがでしたでしょうか?

今回も前回に引き続き、日本を代表するグラフィックデザイナーをご紹介いたしました。

私がよく覚えている佐藤可士和さんの話があります。カップヌードルミュージアムのロゴのプレゼンの際に、「もう答えはすでにありました」と、カップヌードルのカップのデザインから抽出した「!!!」を、シンボルマークにしたというお話です。

ハッとするような着眼点ですよね。佐藤可士和さんのプレゼン、みてみたいなと思いました。デザイナーにとって、とても勉強になると思います。

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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。