こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。
以前お伝えしていた、シャガール「青いサーカス」の模写が完成しました!緑色の馬の顔が少し短くなってしまったりなど、反省点はたくさんありますが、ひとまず完成です。あらゆるところにキャラクターが隠れている絵画だったので、時間もかかりましたがとても楽しかったです。次はピカソかゴッホの模写も、挑戦したいです。
【一週間のITニュース】
7/19〜7/25までのIT関連ニュースを一部、お知らせします。
7月23日
Twitterが、非承認アカウントについて、一日のDM送信数を最大20通に制限すると発表しました。これは、DMによるスパムを削減するための取り組みということですが、この措置が一時的なものであるかどうか、現段階では不明です。
7月24日
Twitterはブランド名を「X(エックス)」に変更しました。ツイッターを所有するイーロン・マスク氏は、投稿を表す「ツイート」という言葉も、今後は「x’s(エクスズ)」に変更すると発表しています。
7月25日
現在のインターネットに代わる次世代のネットワークとして注目されている、Web3をテーマにした国際会議が東京で始まり、国内外の企業や政府関係者が将来性について議論を行っています。25日から東京で開かれている国際会議には、世界各国のIT企業や政府関係者などおよそ250人が参加しています。
【便利?不便?チャットボットについて】
先日、電力会社へ問い合わせをしたく、ホームページを検索し、問い合わせ電話番号を調べようとしたのですが、チャットへ誘導されました。
いくつかの選択肢があり、その中で自分の問い合わせに近いものを選ぶと、さらに選択肢が出てきて、そこから、サイトのページや電話番号が知れるような仕組みでした。
選択肢は5つくらいあるのですが、微妙に問い合わせたい内容と違っていたりして、よくわからないページにリンクし、解決できませんでした。
最近設置している企業も多い、チャットボット。まだまだこれからのサービスなのでしょうか?どのようなものなのか、調べてみました!
チャットボットを導入することのメリット
・問い合わせ対応の効率化
今まで人間が行ってきた問い合わせ対応ですが、件数が増えた時に全ての対応をするのは、担当者を増やす必要があったり、会社の負担が大きくなってしまいます。チャットボットの導入で、簡単な問い合わせについては無人で行うことができます。
・ホームページのコンバージョン率の改善
気軽に利用できるチャットボットを設置することで、これまでサイトを訪れるだけだった潜在的な顧客のアクションが増加し、資料請求などの獲得につなげることも可能です。
チャットボットの種類
・人工知能に会話を機械学習させる「AI型」
AIチャットボットは、自然言語処理や機械学習を活用し、会話の意味やロジックを分析して正答を選ぶ仕組みです。ユーザーの質問を理解し、求めている情報を精査していくため、質問の理解をうまくできれば、精度の高い回答を探したり組み合わせたりして表示することが可能です。
・事前に作成したシナリオに沿って会話を行う「シナリオ型」
シナリオ型は、質問とともに「Yes/No」や「選択肢」を提示して選んでもらうことで会話を分岐していき、それを繰り返すことでユーザーの質問意図を絞り込み、回答に到達できるようにします。シナリオ型は、会話の「型」が決まっているため、ユーザーが知りたいことに合っていれば回答にたどり着くイメージです。ただし、ユーザーは複数回にわたって質問に答えなくてはいけないので、煩雑に感じ、途中で離脱されてしまう可能性もあります。
メリットとデメリット
・「AI型」 メリット
シナリオ型よりも高難易度、広範囲の問い合わせに対して、柔軟な対応が可能です。自然な会話が成立するように設計されています。データの蓄積による成長性・発展性も期待できます。
・「AI型」デメリット
シナリオ型と比べると導入コストが高くなるのがデメリットです。
・「シナリオ型」 メリット
AI型と比較すると導入コストが低く、すでにFAQがある場合には短期間での開発が実現可能です。問い合わせの幅が狭く、一定の内容に絞られる業種には、問い合わせに対する素早い回答が可能ですので、顧客満足度の向上につながります。
・「シナリオ型」デメリット
想定されるシナリオの範囲で対応するため、問い合わせの幅が限られるのがデメリットです。設定にないものは回答できません。シナリオも複雑になりがちで、シナリオの階層構造が深い場合には、質問にたどり着く前にユーザーが途中離脱してしまうリスクが大きくなります。
いかがでしたでしょうか。
私が電力会社のサイトで誘導されたチャットボットは問い合わせの幅が限られていたので、シナリオ型だったのかなと思いました。
同じ質問が何回か出てきてしまい、堂々巡りになってしまったので、最終的に「人間と話したい。」と思い、担当者につながるであろう質問を選択していくと、担当者につながる電話番号を知ることができ、無事に問題は解決しました。
資料請求や、商品について詳しく知りたい場合など、サイトへ来る目的が限られているような場合は、チャットボットに誘導してもらうと、とても合理的だと思いますが、今現在、困っていることを相談したいときなどは、やはり、話すのが一番早いので「担当者対応ボタン」があると安心できると思いました。
長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。