【スマート農業で何が変わるのか】

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こんにちは! デザインこねこの長嶺喜和です。

市民農園では、今「菊芋」の収穫を楽しんでいます。糖尿病などの血糖値異常を抑制する「イヌリン」や、
むくみや血圧を下げるのに良い「カリウム」が豊富な健康食品です。味はゴボウに近く、我が家では、きんぴら、胡麻和え、マヨネーズ味のサラダにしています。収穫して土から出すと1週間くらいで傷んでしまうので、早めの調理が大切だそうです。たくさん取れましたので、切り干し菊芋に挑戦中です。

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【スマート農業で何が変わるのか】

日本の農業は、人手不足、高齢化が進んでいるそうです。
従事者の人数も、平成27年は175.7万人いたのが、令和4年では122.6万人に減少、平均年齢も、平成27年は67.1歳だったのに対し、令和4年は、68.4歳まで上がっています
(農林水産省ページよりhttps://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html

今後も、農業の労働力不足はさらに進行することが予想されています。その対策として、農作業の自動化・ロボット化が必須とされており、ICT(Information and Communication Technology)RT(Robot Technology)を用いた「スマート農業」を推進する流れになっています。

「スマート農業」は社会実装までは、まだたどり着いていなのですが、農林水産省が複数年計画として「スマート農業実証プロジェクト」を推し進めています。そして現在は、研究・開発から、実際の現場への実装が進みつつあるそうです。 

どのような事例があるのか、調べてみました!

衛星画像を活用!
青森県のブランド米「青天の霹靂」は、青森県津軽地域の13市町村で衛星情報の活用を進めているそうです。
衛星画像から水田一枚ごとに予想した「収穫適期マップ」を作成。WEBアプリで提供された情報を、生産者はスマートフォンなどの端末で閲覧し、適正な収穫時期に収穫を行うというものです。
結果、徹底された生産管理により、デビュー以来5年連続で食味ランキング「特A」に評価。同一産地の一般米に比べて、2割以上高い価格で販売できているそうです。

・AI×ドローンで肥料散布
石川県輪島市「有限会社 ファーマー」では、お米の生育状況をドローンで撮影し、画像をAIで解析、(近赤外線カメラを使い、葉の色で成長ぶりを判断)必要な箇所にだけピンポイントで、ドローンの自動飛行で肥料を追加しています。肥料を必要なだけ使用することでのコストダウンと、人間が行なっていた時は2時間かかった作業が15分で完了するので、人件費のコストダウンにもなっているそうです。

・NEC農業技術学習支援システム
三重南紀農業協同組合では、NEC農業技術学習支援システムを活用して、マニュアル化が困難とされてきた熟練者の農業技術を、ICT技術で「見える化」し、若手や新規就農者の技術習得に活用できる、栽培技術支援プラットフォームを構築したそうです。今後、急速に失われていく可能性のある農家の「匠の技」(暗黙知)を、ICT技術を用いて「形式知」化し、他の農業者や新規参入者等に継承していく新しい農業、とのことです。

いかがでしたでしょうか?

日本農業新聞は「2030年の予測で、中国四国地方の8割の地域で農家減少が止まらない」という記事を出しています。

今現在推進されている、スマート農業の研究・実験は、すぐには行き届かないかもしれませんが、今後、最先端のオシャレな仕事として若い方達が就農し、IoTを使って農業を盛り上げてくれることを期待したいです!

長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。