



こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。
先日、市民農園で、増えすぎのマリーゴールドを切り花にし、小さすぎるゴーヤと一緒に、アトリエ(母が運営する絵画教室)へ持って行きました。
食べられないサイズの野菜なども、絵画のモチーフになりますので、母は喜んでいました。
私が小学校だった時から、アトリエはあります。学校から帰ると、アトリエで生徒さんたちと一緒に絵を描いていました。
りんごやバナナがモチーフの時には、描き終わった後、みんなで食べてしまうこともあり、とても楽しかった思い出です。
【ロゴはよりシンプルに?】
近年、インターネットの普及により、ロゴが展開するメディアは多様化しています。
スクリーン越しにロゴを目にすることも多くなりました。その中で、RGB(モニターで表示する際の色の表現)オンスクリーンとCMYK(印刷する際のインク色の表現)の印刷メディアの対応や、街中の巨大ビルボードから、スマートフォンの画面の中、または、立体物や、布などの様々な素材への展開まで、あらゆるメディアにおいて一貫したイメージを保つ必要があります。
そんな背景があり、ロゴマークをリデザインしている企業やお店が最近増えています。
ロゴのリデザイン事例を見るとその多くが以前のものよりもシンプルなデザインになっています
History of the Apple Logo – YouTube
Appleの事例です。
なぜシンプルになっていくのでしょうか?
利点としては、以下が挙げられます。
・汎用性が高い
認知度が高まるにつれ、ロゴは多くの場所で利用し始めます。新聞に掲載される、小さなモノクロ広告から、道路脇の巨大な看板にまで、様々なサイズや媒体、印刷方法に対応する必要が出てきます。そのために、細かなラインや装飾要素を排除する場合が多いです
・幅広いユーザーに訴求できる
要素が多い複雑なロゴは、一般的には好まれないことも多いそうです。会社やサービスの熟成度合いに合わせて、より多くのユーザーに受け入れられるために、より洗練されたデザインを採用する事が一般的です。
・記憶に残りやすい
人々の記憶に残るのがロゴの1つの大きな役割です。街頭インタビューで、ブランドのロゴを描いてもらうテストを行った時に、Nike、McDonald’s、Appleなど、シンプルなロゴは描ける人が多かったそうです。複雑なロゴは印象に残りづらいだけでなく、思い出しづらいという事かもしれません。
ちなみにですが、「シンプルにすること」は、「洗練させること」と同じで、
複雑なデザインよりも数倍、デザインが難しいです。
Simplicity is the ultimate sophistication.
シンプルさは究極の洗練である。
ー レオナルド・ダ・ヴィンチ
デザインこねこでも、ロゴのリニューアルを手がけております。
ご興味がありましたらお気軽にご相談ください!


長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。