こんにちは! デザインこねこの 長嶺喜和です。
金木犀の香りがふっとして、キョロキョロ。この時期のあるあるですね!
10月は、小1の息子の運動会(最近はスポーツフェスティバルと言うんですね!)もあり、とても楽しみです。
写真はオクラ料理です。市民農園のオクラがとても沢山採れ、日々工夫して食べています。オクラにはピーマンの3倍のビタミンB1が含まれているそうなので積極的に食べていきたいです。
【デザインで使う拡張子】
年賀状や年末年始のノベルティで、ロゴマークのデータを、やりとりしたりがあると思います。デザイン制作でよく使うのは、「エーアイデータ」や「ジェイペグデータ」などがあります。
少しややこしいですよね。
他にも、用途によって様々な拡張子があります。本日はデザインで使う拡張子を解説いたします!
.ai
読み:エーアイデータ
ロゴなどの、デザインの元データとなるファイル形式で、Adobe(アドビ)社のIllustrator(イラストレーター)で作成されたデータ形式です。Illustratorはロゴ、イラスト、名刺、ポスター、パンフレットなど様々なデザインに使用されるソフトです。多くの印刷会社では、このAiデータでの入稿を受け付けています。
.jpg
読み:ジェイペグデータ
一般的な画像データ形式の一つです。デジカメやスマートフォンの写真データにも、この形式が採用されています。約1,677万色までの色数を扱う事ができるので、色数の多い写真画像を保存するのに適しています。jpgデータはアプリなどで加工した時、保存する際にデータを圧縮しますので、色数が多くてもデータサイズを小さくする事ができます。
しかし、保存する度に画像が劣化してしまいますので、オリジナルのjpgデータは残しておきましょう。
.png
読み:ピングデータ
主にウェブサイトページ制作に使用される画像データ形式です。背景の切り抜きなど、画像の透過や半透明の表現が可能です。pngデータは保存の際にデータ圧縮しませんので、画質の劣化がありません。jpgデータと同じで約1,677万色までの色数を扱う事ができますが、データ圧縮しませんので、色数が多い画像の場合はデータサイズがjpgデータより大きくなります。(色数の少ない画像の場合はjpgデータよりデータサイズを小さくする事が可能)
pngデータはカラーモードがRGBとなりますので、印刷時にはカラーモードを変換する作業が必要です
.gif
読み:ジフデータ
インターネットが普及していなかった時代、データサイズをできるだけ小さくし、ウェブサイトの表示もできるように開発された画像形式です。256色までの色数を扱う事ができます。色数が少ないので、写真画像やグラデーションなどには適していません。また、パラパラ漫画のようなアニメーションを作る事ができますので、単純かつ動きのあるイラストやアイコンやボタンにも活用できます。画像の透過表現が可能です。pngデータと同じように、保存時の画質の劣化がありません。ウェブサイト用に開発されたデータ形式ですので、印刷には適していません。
読み:ピーディーエフデータ
pdfデータは、OS(Windows、Macintoshなど)やソフトやパソコン機種に関係なく、電子情報を確実に表示するため開発されたデータ形式で、現在では広く一般的に使われています。拡張性に優れており、ほぼ全てのパソコンで閲覧する事ができます。データ圧縮が可能で、元データより小さいファイルサイズ(約1/5~1/10)にする事ができます。他ソフトで作成しサイズが大きくメールで送れない時などは、PDFデータにして送付することが可能です。そして、pdfデータは読み込みにパスワードをかけたり印刷・コピーを禁止にしたりセキュリティの設定をおこなう事もできます。
印刷用のデータ
- .ai(デザインのデータ)
- .jpg(写真や画像のデータ)
WEB用だけれど印刷用に変更可能なデータ(サイズにもよります)
- .png
- .gif
上記のいずれかがあれば、年賀状やノベルティに使用可能だと思います。ロゴや、商品や社屋の写真など、重要なデータについては、1つのフォルダにまとめておくことをお勧めします!
もしも「担当者が辞めてしまいデータの場所がわからない」など、ロゴデータがなくなってしまった場合は、印刷物からスキャンし、トレース作業をすることも可能です。
その際には、お気軽にご相談ください!
長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。