【DRAFT 宮田識さんのブランディング】

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こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。
先日、おにぎりを持って小田原城にお花見(お散歩)に行ってきました。骨董市やおでんサミットも開催していたので、活気がありました!ちょうど満開で、花吹雪が舞いとても綺麗でした!


来たる4月13日(土)は、弊社の物販の事業「LOBBY ODAWARA」で、軒先市に出店いたします。

場所:小田原かまぼこ通り・ADDress小田原1階及び周辺
   
(小田原市本町3-3-11)
時間:11:00から15:00 小雨決行

もしよろしければお散歩がてら、いらしてください!

弊社で、分割払いができるようになりましたのでお知らせいたします。

【お支払い方法をお選びいただけるようになりました】
[ご一括・分割引落し・クレジットカード・QR決済 等]口座引き落としの分割でのお支払いが可能になりました。また、各種クレジットカードや、QR決済などにも対応いたします。ご希望の決済方法をお伝えください。

制作事例のご紹介

今回は、中井町認証商品「なかいの逸品、太鼓判!」のチラシをご紹介いたしました。

制作内容:
A4サイズ チラシ

こちらからご紹介ページをご覧ください

中井町で取り組んでいる、里都まち(さとまち)なかいブランド認証制度は、中井町の資源等を活用した事業の拡大のため、ブランドコンセプトにあった優れたものを、町が推奨するブランド品として認証するものです。

中井町産のものを使った食品や、中井町内で製造された道具や小物など、審査に通った商品が認定商品となります。現在16の商品が登録されています。

以下のサイトから購入も可能です。
https://satomachinakai.stores.jp/

【一週間のAI / ITニュース】

4/3〜4/9までのAI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。

4月9日
マイクロソフトは、生成AIの需要拡大に向けて、今後2年間で29億ドル=日本円でおよそ4400億円を、日本事業に投資する方針を発表しました。生成AIに不可欠なデータセンターの情報処理能力を高めるため、東京と大阪の設備を増強し、東京都内に研究拠点を新設、AIやロボット工学の研究を通じて生産性の向上など社会課題の解決にも取り組みます。さらに、AIを活用できる技術者の育成にも乗り出し、非正規雇用の人や女性を含めたいわゆる“学び直し”や、AIの開発者などを対象にした研修プログラムの実施により、今後3年間で300万人を支援するとしています。

DRAFT 宮田識さんのブランディング】

今回も、日本を代表するグラフィックデザイナーをご紹介していきたいと思います。
本日ご紹介するのは、DRAFT(株式会社ドラフト)の宮田識(さとる)さんです。

宮田さんは、1948年千葉市生まれの76歳です。
1966年に日本デザインセンターに入社し1970年に退社後、フリーランスを経て、1978年「宮田識デザイン事務所」を設立しました。
現在の社名は「株式会社ドラフト」です。1995年に、プロダクトのオリジナルブランド「D-BROS」をスタートしました。東京藝術大学客員教授、京都工芸繊維大学KYOTO Design La所長でもあります。

DRAFT(宮田識)さんの代表作

・サントリー ジャックダニエル(広告)
・ラコステ(広告)
・モスバーガー(ブランディング)
・KIRIN 世界のKitchenから(ブランディング)
・ワコール(ブランディング)

他多数

いくつかご紹介していきます!

モスバーガー

1985年、37歳の頃、モスバーガーの櫻田社長が事務所を訪ねてきたそうです。宮田さんはフランチャイズシステムに興味がなく、ジャンクフードも好きではなかったため、モスバーガーのことも知らなかったそうです。半年以上、櫻田社長と話をしてからお仕事が始まったそうです。

宮田さんは、櫻田社長に3つ注文を出したそうです。
ひとつはキャンペーンをやらない。
もうひとつはタレントを起用しない。
3つ目は、おまけや景品といったものをつくらない。

そして、売上の1%をブランディング予算に充ててもらったそうです。

そうすることで、CMなどでお金を使うよりも、その分、いい材料を使って美味しい商品を作ることができ、本物志向のお客様がつくようになりました。商品原価が50%を越えてしまうこともあったそうです!

2005年の調査では、利用したいハンバーガー店ランキングで、堂々の一位をとりました。

(2位 マクドナルド、3位ロッテリア、4位フレッシュネスバーガー、5位ウェンディーズとファーストキッチン)

KIRIN 世界のKitchenから

KIRINのマーケティング部の、デザイン担当の女性が「私の家で作ったようなジュースを飲みたい=ハウスキッチン」というアイデアから、「自家製キリン」というコンセプトで、「世界のKitchenから」プロジェクトが始まったそうです。

宮田さんの考えで、「プロダクトヒーロー」という考え方があるそうです。それは「いい商品やいい会社は、それを主人公にしてそのまま見せればいい」という考え方で、「世界のKitchenから」にも当てはまるそうです。世界中の色々な場所に取材し、レシピを教えてもらって自分たちで作ってみる、という「自家製キリン」のコンセプトは、とてもシンプルで強いと思いました。

作品とはまた違うのですが、宮田さんの革新的なこころみもご紹介します。

2012年、株式会社ドラフトで、第一線で活躍するアートディレクターたちが独立したオフィスをそれぞれ立ち上げました。

渡邉良重さんと植原亮輔さんが「株式会社キギ」、富田光浩さんが「株式会社ONE」、内藤昇さんが「株式会社Noboru」、御代田尚子さんが「株式会社MA’AM」を設立。2011年7月に独立した田中竜介さんの「ノーチラス号株式会社」を含め、株式51%は各アートディレクターが、49%はDRAFTが持ち、DRAFTの子会社という位置づけです。

この体制を「DRAFT CREATIVE FRANCHISE SYSTEM」と銘打ち、「独立した各社は、プロ野球機構にフランチャイズ契約した、一つひとつの球団のようなもの」としたそうです。各アートディレクターは個人の仕事もしながら、DRAFTの案件にも関わっていくような形で、優秀なアートディレクターは、より広いフィールドが必要だという考えだそうです。


 

いかがでしたでしょうか。

宮田識さんのインタービューの中の言葉で印象的だったのは、生き方についての考え方です。


常に考えていなくちゃいけない。考えながらチャレンジして、やってみないといけない。よそ見している暇はなかった。

大したことではなくても、磨けば綺麗になる。
自分がやろうと思ったことを、そのまま続けるのではなく、体に染み込ませていく。

何かが足りないと、焦るのではなく、自分の中にあるものを、きちんと磨いていくことが大切ということ。
私も考えてみたいと思いました。

デザインの確認や修正のやりとりについて、今後LINEを主に使用していこうと思っております。
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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。