【生成AIオンラインカンファレンスに参加しました】

メールマガジン/バックナンバー

こんにちは!
デザインこねこの長嶺喜和です。

8月ももう終わりですね。残暑はまだまだ続くそうですので、みなさまご自愛ください。

最近、小学生の息子が、スマホで写真を撮るのが好きで、とった写真をよく送ってくれます。夏の間の写真を、少しご紹介します。

【一週間のAI / ITニュース】

8/23〜8/29までのAI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。

8月23日
ChatGPTの活用が東京都庁でも始まりました。学校職員を含め、職員約5万人が業務に利用します。

8月28日
OpenAIは、ChatGPTの企業向けプラン「ChatGPT Enterprise」の提供を開始しました。企業の要求に応えるセキュリティとプライバシー保護、GPT-4への無制限アクセス、高度なデータ分析機能、カスタマイズ・オプションを提供するそうです。

【生成AIオンラインカンファレンスに参加しました】

昨日、生成AIオンラインカンファレンス「Generative AI Business Day X」に参加をしました。様々な分野の方が登壇し、とても面白かったです。少し内容をご紹介します。

スタートアップの会社さんの話

秘書AIをビジネスパーソン全ての人に運用していきたい
スケジュールの管理、お店の検索、文章の生成など、自分が欲しいことに合わせた機能を持つ、秘書を生成できるサービスの紹介でした。

フォトグラファーAIという写真生成AIの紹介。
EC事業にとって写真はとても大切なもので、社員が残業をしてとても時間をかけて、写真の撮影や編集をしています。フォトグラファーAIを使えば、今までのクリエイティブをいくつかインプットしてAiに学習させることで、法人オリジナルのAIモデルが作成できるとのことです。

LLMの性格の話

*LLM…Large Language Model(ラージ ランゲージ モデル)」の略称で、ChatGPTを代表する、大規模言語モデルのこと。

AI研究家の清水亮さんが、言語モデルを性格別で説明してくれました。それぞれ、ラーニングしている文書により、性格が変わってくるそうです。

GPT-4…神秘のベールに包まれた絶対王者
GPT-3.5…噛ませ犬
Llama2…期待の新人
Weblab…成績はいいが話はつまらない
LINE LLM…井戸端会議好きのやや下世話なAI
StableLM…可もなく不可もなし
Vicuna1.5…日本語オープンLLM暫定王者

今までとこれからの話

今までは、個人の作業効率化のツールとして、みんなで楽しんでいましたが、だんだん事業化が増えてきていて、様々な問題が出てきている

アメリカは一気にブームが来ていて、投資環境がでてきているため、盛り上がっている。

日本の場合は、セキュリティの壁があり、大きな企業はやはり使用に慎重である。そのため、爆発がしなかったけれど、今後、セキュリティ問題の解決で一気に進むのでは。

いかがでしたでしょうか。
色々な側面からみたAIの問題点や、これからについて、今バリバリAIの仕事をしている方々から、生の声を聞くことができ、とても勉強になりました。

印象的な言葉を紹介します。

「今後、人間の付加価値は、AIの外れ値になっていくことではないでしょうか。」
(上田雄登さん / 東京大学工学系研究科 松尾研究室)

たしかに。と思いました。
AIにも、外れ値の設定などが出てきそうですよね。「完璧じゃない」感じが「自然」で違和感がなく、AIを受け入れられるのかもしれません。

長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。