こんにちは! デザインこねこの長嶺喜和です。
先日、ジブリの新作映画「君たちはどう生きるか」を家族で見てきました。
「一切の宣伝なし」ということで、テレビなどでも一切情報が出ておらず、「あ、そういえば今日公開だ!」と気づき、その日の夜にチケットをネットで購入し、公開日の翌日の朝、見に行ってきました!
内容はネタバレになりますのでお知らせしませんが、「素晴らしかった」です。
最近、絵がますます好きになっています。
休みの日など、2時間くらい空いた時間があると、せっせと絵を描いています。
【一週間のITニュース】
7月14日
ドワンゴはクリエイターが作成した楽曲を、音楽サブスクやSNSなどに一括配信する「楽曲収益化サービス」を、7月25日に開始すると発表しました。各種配信サービスで音楽クリエイターの収益化が可能になります。
7月14日
国民生活センターは自動音声の電話がかかってきて身に覚えのない未納料金を請求される詐欺の相談が多く寄せられているとして注意喚起をしました。詐欺電話は自動音声で「未納料金が発生している。放置すると法的措置をとる」といった内容。
7月15日
イーロン・マスク氏は買収したツイッターの広告収入が「最大50%減少した」と明らかにしました。
【9割が事業に失敗! メタバース事業の今後】
2023年の戦略的テクノロジートレンドとして話題だったメタバースですが、2022年12月の「ChatGPT」の登場により、トレンドの中心は生成AIに移行しました。
メタバース事業は「9割が事業に失敗」と報じられていますが、Metaは投資をずっと続けており、Appleも「Vision Pro」を発表しました。これからまた、盛り上がりを見せるのでしょうか?
最近のメタバース業界について、調べてみました!
そもそも、メタバースとは何なのでしょうか。
メタバース…
「超(メタ)」と「宇宙(ユニバース)」を組み合わせた造語で、「インターネット上に構築された仮想空間」のことです。メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーひとり一人が、自身の分身である「アバター」を使って、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったり、経済活動を行うこともできる空間です。
メタバースはこれまでは、「Second Life」(2003年にリリース)など、ゲームを中心に利用されてきましたが、最近ではビジネスシーンでの活用も増えてきています。
京セラは2022年11月に、VRChatを使ったメタバース展示会を行い話題になりました。
その後も2023年6月に、1km先を照射できるLaserLightテクノロジーのバーチャルショールーム「Kyocera Laser World」をVRChatにオープンするなど、メタバースの普及を進めています。
メタバース展示会は、実際の展示会とも違って、ぐっと距離感が縮まるそうです。お互いアバターで接するので、ビジネスのかしこまった雰囲気が無くなり、童心に帰ったような気持ちで会話ができるそうです。
バーチャルオフィスに活用する場合、アバターの動きに合わせた映像や音の出力が可能なので、アバター同士の距離が近づくにつれ音声が大きくなる、オフィスに人がいるかどうか可視化されて在席状況が一目で分かるなど、より現実に近い環境が可能です。
同じ空間でデスクをはさみながら会話ができ、ホワイトボードに書き込んだ文字も現実世界と同じように見られるため、まるでオフィスで仕事をしているような感覚を味わえるそうです。
すごいですよね。
今後のメタバース
メタバース市場は、今はまだ黎明期で、2040年ごろにかけて「黎明期」「普及期」「定着期」の3つのフェーズを経て発展していくと考えられています。
黎明期 〜2025年
技術の進化と社会的なニーズの高まりを機に、多くの一般ユーザーがメタバースに興味を示します。
メインのユーザー層はVRゲームを目的とするコアユーザーであり、市場としてもデバイスやゲームタイトルが中心となっていくでしょう。
普及期 2025年〜2030年
メタバース上で提供されるサービスの充実によって、メタバースが一気に人々の生活に普及。
人々がメタバースで過ごす時間が長くなるにつれ、メタバース空間上のデジタルアセット(アバターやアバターの洋服など)や、メタバース上のメディアやSNSの広告がより価値を持っていくと考えられます。
定着期 2030年〜
技術が一通り成熟し、老若男女問わず多くの人々が、当たり前にメタバース空間で活動。
現代のスマホのように、あらゆる領域のサービスにアクセスするベースとなる存在に発展。消費者向けのサービスの充実はもちろん、多くの企業の業務プロセスにメタバースが取り込まれていくと考えられます。仕事でもメタバースを活用することがごく自然に行われるようになっていくでしょう。
いかがでしたでしょうか?
去年の夏の小田原の最高気温は37.0度(7/31の気温)でした。
外に出るのも危険な環境に変化してきていますので、真夏のイベントなどは、メタバース上で行うことが増えてくるかもしれませんよね。
これから10年の間にどのように発展していくのか楽しみです。
長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。