2021.10
CLIENT:有限会社小田原タウンサービス
小田原城の真下、本丸広場に建つ「小田原城 本丸茶屋」様のリニューアルに伴い、ブランディングデザインを担当いたしました。
これまでの食堂、蕎麦屋というイメージから一新、小田原観光の拠点として「おもてなしの、本丸。」をあらたなコンセプトと策定し、小田原城を訪れた観光の方への情報提供とおもてなしの場として整備することになりました。
おもてなしの芯となる料理のあり方を再考する中で、長年にわたり好評をいただいたいていたおそばの命とも言える「だし」にフォーカスしました。厳選した材料で毎朝取るだしはお客様の評価が高かったものの、店舗としてその魅力を伝えきれていませんでした。
そこで、従来の「そば屋」から、「だし料理」の店へと業態を変更し、メニュー開発でも明確に「だし」を打ち出すことにしました。
店内の改装も行い、お城を眺めることができる本丸広場側に面した大きな窓には、気軽に立ち寄れるカフェのようなカウンターを設置。また、コロナ禍での密を避けるために、本丸広場全体を店舗の一部と捉え、テイクアウトできるスイーツや軽食にも力を入れていく予定です。