おだわらのいいところ160番外編 大井町の気になるところ

おだわらのいいところ


国道255号線沿い、大井町金子の根岸交差点近くに建っている

「交通安全祈願 だるま碑」をご存知でしょうか?


1977年(昭和52年)、当時交通事故の多発地帯として知られていた国道255号線、東名高速道路・大井松田インターチェンジ近くのこの場所に、㈱ヤオマサの当時社長だった田嶋亨さんが中心となり、交通安全と犠牲者の冥福を祈願し建立されました。真鶴岬から採石されたという一枚岩に、だるまが掘られています。


また、交通事故の減少などを願う地元有志の皆さんで結成されている

「交通安全だるま会」は、毎年9月の「全国交通安全運動」の時期に、ドライバー達に安全運転を呼びかけるなどの活動や、10月には「供養祭」を実施。

今年は先日19日に行われ、交通安全・五穀豊穣などを願い、最明寺の加藤住職が経をあげ、交通安全だるま会のメンバーをはじめ、大井町町長や松田警察署署長などの参列者が線香を手向けました。


ちなみに、国道一号線沿いの箱根町山崎地区にもだるま碑は建立されています。実はどちらのだるま碑も、箱根在住だった日本画家の直井白雲さんという方が描いただるまをモチーフにしているそうです。


だるま碑は、「交通戦争」と言われるほど交通事故数が上昇した時期に、

その根絶を願って建てられました。

その頃と比較すると、法や道路環境が整備され、自動車技術や救命技術の向上などにより、交通事故は現在減少傾向にあるそうですが、

ドライバーの日頃の心がけが最も大切だということは、

今も昔も変わらないこと。


今日も、明日も…安全運転でいきたいと思います!

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