【ReMUJI】

【ReMUJI】

こんにちは!デザインこねこの長嶺きわです。
 

7月に入り、もう真夏並みの暑さですね!

あっという間に今年も半分が過ぎたなんて、少し驚いています。


私ごとですが、7月1日に結婚記念日を迎え、今年でなんと19回目になりました。
来年は20年で「磁器婚式」というみたいですね。

写真は、最近食べた美味しいものです。


【AI / ITニュース】

AIが提案した、ファクトチェック済みの注目ニュースをお知らせします!


日本新聞協会が発表した声明が、国内のメディア業界に大きな波紋を広げています。

テーマは「生成AIによる著作物の無断学習」。

各種新聞社や出版社などで構成される同協会は、AI企業がウェブ上のニュース記事などを無断で収集・学習していることが、著作権侵害にあたると明確に指摘しました。

特に問題視されているのが、「ゼロクリック」と呼ばれる新たな情報の消費スタイル。

これは、ユーザーが検索結果やAIの要約だけを読んで完結してしまい、元のニュースサイトに一切アクセスしない状態を指します。

結果として、メディア企業は読者の流入も広告収入も得られないという深刻な構造的損失を抱えることになります。

新聞協会は、「robots.txt」などによるアクセス拒否の意思表示が行われているにもかかわらず、

一部のAI開発企業がそれを無視してコンテンツを収集・学習に利用している点を問題視。

また、報道の自由や国民の知る権利が損なわれる可能性を強く警告し、政府に対して著作権保護制度の早急な整備を求めました

この動きは、米国やEUなど各国でも同様の議論が加速している中、日本でもいよいよ「誰が情報を作り、誰がその恩恵を受けるべきなのか」という根本的な問いに直面していることを意味しています。

生成AIは便利なツールである一方、その裏には「知的財産の出どころ」や「表現の持続可能性」といった重大な課題が潜んでいます。

クリックすらされない記事の末路は、公共メディアの消滅につながりかねない——そのことを、今回の声明は静かに、しかし強く警告しているのです。


【事例紹介】



秦野ガスショールーム「cuore(クオーレ)」様
2025年7・8・9月レッスンガイド


今回は、cuore様の2025年7・8・9月レッスンガイドをご紹介いたします。


表紙のデザインは、去年の夏に行われた実際のレッスン風景を撮影した写真の中から、
SNSにアップされていたものをセレクトし、そこから鉛筆でラフを描き起こして、スキャン → イラスト制作 → デザインへと落とし込みました。

実際の教室の空気感をそのままデザインに反映できたので、とてもオリジナリティのあるデザインになったと思います!

ご好評いただき、私も本当に嬉しかったです!

ぜひこちらからご覧ください。


ReMUJI

今回も、SDGsをテーマに、17の目標から一つ一つを実施事例やイラストを交えながらご紹介していこうと思います!
 第8回目は、目標12「つくる責任 つかう責任」 です。

生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう

世界が抱える課題

ものを買って、使って、捨てる。
これまで当たり前だったこのサイクルが、いま大きく見直されようとしています。

世界では、毎年およそ9,200万トンもの衣類が廃棄されているとされており、その多くはまだ十分に着られる状態のまま、焼却されたり埋め立てられたりしています。
ファッション業界だけを見ても、環境負荷の大きさが問題視されており、〝繊維産業は世界全体の温室効果ガス排出量の約10%〟を占めるとも言われています。

日本に目を向けても、状況は他人事ではありません。
環境省の調査によれば、家庭から出される可燃ごみのうち、〝およそ60%は「まだ使えるもの」〟とされており、
その中には衣類や家具、家電製品といった生活に必要な品が多く含まれています。
これは裏を返せば、使い方や選び方を見直すことで、資源やごみの量を大きく減らせる可能性があるということです。

こうした背景を踏まえて掲げられているのが、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」
つくる側(企業や生産者)とつかう側(消費者)の両方が、それぞれの立場から持続可能な選択をしていこう、という考え方です。

そしてこの目標を、日々の暮らしの中で具体的に実践しながら、消費のあり方に新しい価値を示しているのが、無印良品(株式会社良品計画)です。

【服をもう一度】

サイズが合わなくなったり、なんとなく着る機会が減ってしまった服たち。
気づけばクローゼットの奥に眠っている、そんな衣類にもう一度スポットライトを当てる取り組みが、無印良品の「ReMUJI(リ・ムジ)」です。
 

このプロジェクトでは、全国の無印良品店舗で着なくなった自社製の衣類を回収し、黒や藍などの落ち着いた色に染め直して再販売しています。なかでも藍染めは、日本の伝統色「ジャパンブルー」としても知られ、色あせた生地に深みを与えると同時に、ひとつひとつ異なる風合いを生み出します。
 

染め直された服は一点もののような魅力があり、価格も約1,990円からと手に取りやすく設定されているため、日常の中で気軽に「循環」を取り入れられるのも魅力のひとつです。
 

無印良品は2010年から衣類の回収を開始し、2024年までにおよそ97トンの衣類を回収。そのうち約5万5,000点が染め直しや洗浄を経て、再び誰かの元へと旅立ちました。
日本に根づく「直して使う」文化を、現代の技術と感性で受け継ぐReMUJIは、未来へつなぐサステナブルなプロジェクトのひとつと言えるでしょう。

【地域の福祉施設との連携】

ReMUJIの取り組みには、環境への配慮だけでなく、「人と地域にやさしい」もう一つの側面があります。染め直し作業の一部が、全国各地の福祉施設と連携して行われているのです。
 

具体的には、染色後の衣類に対する検品作業やタグの取り付け、仕上げなどが、障がいのある方が通う福祉作業所で丁寧に行われています。一つひとつの工程に、集中力と繊細な手作業が求められるからこそ、その仕事にはやりがいがあり、参加された方の自信にもつながっています。
 

「自分が関わった服が店頭に並ぶ」。
その経験は、福祉施設で働く方々にとって大きな喜びであり、社会とつながっているという実感をもたらします。こうした取り組みは、就労支援だけでなく、地域との関係づくりや、誰もが役割をもって生きられる社会の実現にもつながっていきます。
 

ReMUJIは、環境と福祉、そして日々の暮らしをさりげなく結びつけることで、「つくる責任・つかう責任」(SDGs目標12)への具体的な一歩を示しているのです。

いかがでしたでしょうか?
 

ReMUJIが守っているのは、単に「服」だけではなく、日本の藍染文化や、手しごとの丁寧な技術、そして「直して使う」という暮らしの知恵なのかなと思いました。

そうした、日本に根づいた暮らしの知恵や文化が、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」という環境への配慮の考え方と重なりながら、あらためて見直され、静かに大切にされはじめているように感じます。


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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。