イーロン・マスク ボーリングカンパニー ニューラリンク

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こんにちは!デザインこねこの長嶺きわです。


風が心地よい日もあり、過ごしやすい陽気が続いていますね。

これから梅雨入りも近づき、ジメジメした日が増えてきそうです。

最近、自家製の健康食品作りを楽しんでいます。ぬか漬けも数年ぶりに再開しました!

今回は、私が作っているものを少しご紹介しますね。

 

写真は、小田原城の菖蒲やハスの花、カツオのたたきと市民農園で収穫した紫蘇やベビーリーフの一皿、

そして手作りの酢大豆です。

【酢たまねぎ】
サラダに入れたり、サンドイッチに挟んだり、納豆に入れたりと、大活躍しています。

<レシピ>
たまねぎ1個(今の季節なら新玉ねぎがおすすめです)を薄くスライスし、保存容器に入れます。
上から塩を3~4振り、はちみつを大さじ1ほどかけて、酢をたまねぎが浸るくらいまで注ぎます。
軽くかき混ぜたら完成です。

すぐ食べてもおいしいですが、冷蔵庫で3日くらい浸かるとさらにおいしいです。

〈効能〉

血液サラサラ、高血圧予防、腸内環境改善
 


【酢大豆】
ご飯に混ぜると簡単な酢飯のようになりますし、そのまま食べても美味しいです。

<レシピ>

乾燥大豆をフライパンで少し焦げ目がつく程度まで炒め、そのままフライパンを放置して冷まします。
(生の大豆にはレクチンという成分が含まれているので、必ず加熱した乾燥大豆を使うことが大切です。)
瓶などの保存容器に酢を注ぎ、フタをして冷蔵庫で保管します。
大豆が膨らんで酢から出たら、ひたひたになるまで酢を足してください。
3日ほどで完成です。

〈効能〉

腸内環境改善、コレステロール低下、骨粗鬆症予防


【AI / ITニュース】

AIが提案した、ファクトチェック済みの注目ニュースをお知らせします!

Getty Images 対 Stability AI:著作権訴訟が英国でスタート
(6月9日発表)

イギリスの高等裁判所で、写真大手のGetty Imagesが、AI企業Stability AIを相手取り、著作権侵害訴訟を起こしました。
Stability AIが開発する画像生成AI「Stable Diffusion」の学習データに、Getty Imagesの写真が無断で使用された可能性があると主張しています。
一方、Stability AI側は、この使用が合法かどうか争う姿勢です。

この訴訟は、AIが一般的に使われる中で、学習データとしての画像利用と著作権の関係が問われる重要なケースとして、世界的に注目を集めています。
今後の判決結果によっては、AI業界だけでなくクリエイティブ業界にも大きな影響を与える可能性があるでしょう。


イーロン・マスク
ボーリングカンパニーニューラリンク

最近、イーロン・マスク氏はトランプ大統領との確執により、またニュースを賑わせています。テスラ社は株価が暴落した一方、スペースXやスターリンクはNASAや国防にとって欠かせない存在になっており、あらためてマスク氏の影響力の大きさも話題となっています。

さて、弊社ブログでも、そんなマスク氏について7回にわたって取り上げてきましたが、いよいよ最終回となりました。
今回は、トンネル掘削の「THE BORING COMPANY」と、脳インターフェースの「Neuralink」という2社をピックアップした記事の紹介です。

マスク氏の挑戦のスケール感、そして人類の進化を目指す彼のビジョンを感じていただければ幸いです。


もくじ

第1回 イーロン・マスク 生い立ちからペイパルまで
第2回 イーロン・マスク スペースX
第3回 イーロン・マスク テスラ
第4回 イーロン・マスク ツイッター
番外編 イーロン・マスク スターリンク
第5回 イーロン・マスク Xホールディングス
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第6回 イーロン・マスク ボーリングカンパニー ニューラリンク ←今回

イーロン・マスク ボーリングカンパニー ニューラリンク

2022年5月8日掲載


こんにちは。デザインこねこの、独立・創業・起業に役立つブログです。

日々更新していますので、よろしければフォローお願いします。

ゴールデンウィーク最終日ですね。

ゴールデンウィーク期間中はテーマを広げて私が日頃調べてみたかったことを選んで書いていたのですが、結果的にそのほとんどがイーロン ・マスクさん関連になってしまいました。

マスク氏に関しては今日で最終回の予定ですので、今日もお時間ありましたらお付き合いください。

さて、7日間に渡ってお届けしているイーロン・マスクさんですが、調べれば調べるほど他の起業家とはビジョンが違い、それを生むユニークなスマートさ、発想を裏打ちする徹底した合理性、そして人間性を担保している激しい性格が魅力的です。

これまで、「スターリンク 」を入り口に、

生い立ちから「Zip2」社、「ペイパル」社(共同創業)、「スペースX」社、「テスラ」社、

そして話題の「ツイッター」社、今後全てを包括するかもしれない「Xホールディングス」と見てきました。

今日は、他にもマスク氏が経営している会社の内、さらに興味深い2つの会社についてお送りしたいと思います。

トンネル掘削関連の「THE BORING COMPANY」(ボーリングカンパニー)と、

脳インタフェース・マインドコントロール関連の「Neuralink Corporation」(ニューラリンク)という未公開会社です。

まず、「ボーリングカンパニー」はマスク氏によって2016年に設立されたトンネル建設・サービス会社です。

トンネルは「ループ」と呼ばれ、都市内輸送システム向けに設計されています。

公式サイトのトップページにある会社のミッションを直訳すると以下になります。

Boring Companyは、安全で、掘り出しが速く、低コストの輸送、ユーティリティ、および貨物トンネルを作成します

使命:交通を解決し、迅速なポイントツーポイント輸送を可能にし、都市を変革する

THE BORING COMPANY 公式サイト

設立された理由は、ロサンゼルスの交通渋滞は常態的かつ重大な社会問題になっており、

自身も悩まされていたマスク氏が「トンネル以外の解決方法がないから」始めたと発言しています。

ボーリングカンパニーは、当初スペースXの子会社として設立され、2018年に独立した会社になりました。

マスク氏は、地上の交通問題を「2Dであること」と表現し、その解決策は3Dにすることと話しています。

そのためには、トンネルの他に空飛ぶ車がありますが、空飛ぶ車は技術的に可能なものの浮力や推進力の風圧や騒音の問題があるとしています。

その点、地下は100層でも可能で実質無限と話しています。

また、マスク氏らしいスケールの違う革新がこの会社でも発揮されています。

それは「Prufrock」という掘削機なのですが、この掘削機はこれまでの技術の6倍速く掘削できるとされていますが、ユニークなのは、地表から直接発進し、地下で採掘し、完了すると再び地上に出現するということです。

これにより、Prufrockは現場に到着してから48時間以内にトンネリングを開始でき、機械を起動して回収するために高価なピットを掘削する必要がなくなりました。

ボーリングカンパニーは、すでに2021年にラスベガスで広大な「ラスベガスコンベンションセンター」(LVCC)の地下を「ループ」でつなげ、テスラ車をつかって訪問者をシャトル輸送するシステムが開始されています。

他に、フロリダ州のマイアミなど世界数カ所でループ建設の検討が進められています。

さらにボーリング社で楽しみなのが、スペースXなどを巻き込む形で進められている「ハイパーループ」です。

ハイパーループは真空にしたトンネルの中を、時速1000kmものスピードで走る乗り物です。

マスク氏がハイパーループに初めて言及したのは2012年のことで、最初のコンセプトはリニア誘導モーターと軸流式圧縮機で駆動されるエアベアリングの上に加圧されたカプセルが乗る減圧チューブを組み込んだものでした。

マスク氏はそれを「コンコルド、レールガン、エアホッケーテーブルをかけ合わせたようなもの」と表現しています。

旅客機や高速鉄道に続く新たな高速輸送システムの最右翼とされているのはリニアモーターカーですが、

それに対して、ハイパーループの速度は時速1000km超と言われており、超電導リニアの最高速度を大きく上回ります。

ハイパーループも磁気浮上の技術を取り入れているためリニアモーターカーの進化形といえなくもありませんが、

既存の技術で実現可能なことから2030年ごろには飛行機や新幹線のように普及した輸送手段になることが期待されています。

ハイパーループのコンセプトは、マスク氏とSpaceXによってオープンソース化され、他の企業もそのアイデアを取り入れてさらに発展させるよう奨励されています。

そのため、世界中で企業が設立され技術の進歩に取り組んでいます。

次に、「Neuralink Corporation」(ニューラリンク)です。こちらは2017年に設立されました。

ニューラリンクの目的は、端的に言うと脳とコンピュータを接続することです。

人類よりも高い知性を持った人工知能(AI)と脳がリアルタイムに通信し、人工知能の高い処理能力を活用すると共に、人工知能が暴走する「シンギュラリティ」の危機を回避しようというビジョンを持っています。

マスク氏は「AIと脳が繋がるニューラリンクに取り組む理由」として、以下のように発言しています。

AIについては人間のコントロールが効かなくなるまでそれほど時間がかからない。

それが実現した世界がいいものなのか、悪いものなのかはわからない。人間がコントロールできなくなるというだけ。

止めることができないなら、参加したほうがいい。そういうことでニューラリンクをはじめた。

カタパルトスープレックス「イーロン・マスクのマリファナインタビューが(内容は)素晴らしすぎる」

ニューラリンクの公式サイトによると

私たちは、どこにいてもコンピューターやモバイルデバイスを制御できる最初の神経インプラントを設計しています。

ミクロンスケールの糸は、動きを制御する脳の領域に挿入されます。

各スレッドには多くの電極が含まれており、それらをインプラントであるリンクに接続します。

Neuralinkアプリを使用すると、iOSデバイス、キーボード、およびマウスを、脳の活動について考えるだけで直接制御できます。

ニューラリンク公式サイト

とあります。

また、知見の収集や収益もかねて、脳卒中や脳腫瘍などで損傷を負った患者の行動支援のための、脳内埋め込み型の器具も開発するそうです。

いかがでしたでしょうか。

スペースX、テスラ、ツイッターの他に、このボーリングカンパニー、ニューラリンクがあり、その他にもソーラーエナジーの会社などもやっているイーロン・マスクさんですが、一貫して「人類を進化させる」ことが目標になっており、この全ての会社の目的が火星植民化に向かっていることと考えると、とてつもないスケールの話であるにも関わらず納得してしまうのは、私だけではないと思います。

マスク氏は非常に問題発言も多く、波乱万丈な人生で、訴訟も多く抱えていますが、今回あえてそういったゴシップや人となりでフィルターがかかり先入観を持ってしまいそうなところは紹介しませんでした。

ただ、変な言い方になってしまいますが、そうした部分でも飽きさせない人物ですので、興味がある方はそういった部分もぜひご自分で調べてみてください。

さて、7日間に渡って毎日イーロン・マスクさんについて調べてきましたが、私がマスク氏に抱いたイメージは一言で言うと「ベストエフォートの塊」です。

失敗を恐れずに、超合理主義で、最速で行動する。そんなイメージです。

また、マスク氏は億万長者のイメージからビジネスマンだと思われがちですが、その行動原理を見ても明らかなように彼はビジネスマンではなく「社会起業家」です。

その思想は、幼い頃から大好きだったSFに学び、今でもその大好きなSFの世界の秩序に生きているように思えます。

そして、彼の活動力の源は、金銭欲や名誉欲などではなく「全体の80%である」と話している「モノを作っている現場での時間」に生まれるアイデアに突き動かされる衝動であり、推進力を支えているのは、常人の何倍もの「度を超えたワーカホリック体質」にあるのだと思います。

参考:THE BORING COMPANY公式サイト
参考:Neuralink Corporation公式サイト
参考:Newsweek「イーロン・マスクのもう一つの企業『ボーリング』社、地下に画期的な交通システム構築へ」
参考:BUSINESS INSIDER「イーロン・マスクのボーリング社、貨物輸送用のより大きなトンネルを計画」
参考:東洋経済ONLINE「リニアの強敵?『ハイパーループ』実現への着地点」
参考:AppBank「イーロン・マスクがラスベガスの地下に掘った『ボーリングカンパニー』のトンネルをテスラで爆走してきました(動画あり)」
参考:YAHOOニュース GIZMODO「イーロン『数年以内にハイパーループ作るよ』」
参考:ビジネス+IT「イーロン・マスクのAI新会社『ニューラリンク』がテスラ、スペースXより無謀なワケ」
参考:CNN「マスク氏の脳インプラント企業、サルの死を認める 動物虐待は否定」
参考:カタパルトスープレックス「イーロン・マスクのマリファナインタビューが(内容は)素晴らしすぎる」
参考:Wikipedia「ボーリングカンパニー」
参考:Wikipedia「ハイパーループ」
参考:Wikipedia「ニューラリンク」


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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。