







こんにちは!デザインこねこの長嶺きわです。
先日、家族で板橋区立美術館へ『エド・イン・ブラック 黒からみる江戸絵画 』を見に行ってきました。伊藤若冲がスケッチをし、禅僧大典顕常が所々の風景を詩にした、巻物『乗興舟』は、背景を大きく黒く塗ってあり、とてもかっこよかったです。黒い墨の中に、黒い漆で人物が描かれていた作品は、同じ黒の世界なのですが、漆の部分だけが艶やかに光っていて、繊細で面白い表現でした。
美術館の後は、近くにあった東京大仏をお参りし、神保町まで移動し、明治2年から続く『神田錦町更科』でお蕎麦を食べました。お蕎麦の量がたっぷりあり、とても美味しかったです!
その後、一緒に行った母の希望で、古書店巡りをしました。母は、『一誠堂書店』で竹久夢二の画集を購入しました。親切な店員さんでとても良かったです。
休憩は、人気の喫茶店『さぼうる』へ行きました。
帰りは、上野まで移動し、お花見をしてから帰りました。よく歩いた1日で、とても楽しかったです。
【一週間のAI / ITニュース】
AI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。
4月1日
ソフトバンクグループ(SBG)は1日、AI開発のオープンAIに、最大400億ドル(5兆9800億円)を追加出資すると発表しました。両社は急接近しており、SBGは生成AIの開発資金を必要とするオープンAIへの支援を強化します。SBGは昨年9月以降、オープンAIに合計22億ドルを出資してきた。新たに400億ドルを出資した場合でも、出資比率ではマイクロソフトがSBGを上回るといいます。
イーロン・マスク ツイッター
今回で4回目となる、弊社ブログにおける「イーロン・マスク氏」に関する記事のご紹介です。本シリーズは、2022年5月より掲載してまいりました。
今回は、世界的に大きな話題を呼んだ「ツイッター買収」について取り上げています。このブログのあと「X」になった現状と重ね合わせると興味深いです。
もくじ
第1回 イーロン・マスク 生い立ちからペイパルまで
第2回 イーロン・マスク スペースX
第3回 イーロン・マスク テスラ
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第4回 イーロン・マスク ツイッター ←今回
第5回 イーロン・マスク Xホールディングス
第6回 イーロン・マスク ボーリングカンパニー ニューラリンク

イーロン・マスク ツイッター
2022年5月6日掲載
こんにちは。デザインこねこの、独立・創業・起業に役立つブログです。日々更新していますので、よろしければフォローお願いします。
GWの間はテーマを広げ、私が日頃調べてみたかったことを選んで書いています。今日もお時間ありましたら、お付き合いください。
今日もイーロン・マスクさんについてです。今回はついに「ツイッター」社についてです。先日の6兆円規模の衝撃の買収報道以降、色々な憶測が飛び交っていますので、これも目的などを少し整理してみたいと思います。
まず現状ですが、まだマスク氏の買収は完了していません。と言うのも、マスク氏は米国の企業買収に関する法律に基づき、FTC(米連邦取引委員会)と司法省に届け出を行い、反トラスト法(独占禁止法)上の調査を要する場合のために少なくとも30日間待機することが義務付けられています。本格的な調査が必要と判断された場合には、取引完了はさらに遅れる可能性があります。
では、まず買収前の「ツイッター」社の現状から見て行きます。
ツイッターのユーザー数ですが、日本では多いのですが、実は世界のSNSランキングで見ると13位と苦戦しています。
デイリーユーザー数は2億1700万人です。世界最大のSNS(交流サイト)であるフェイスブックは19億2900万人(2021年12月末時点)ですので約10分の1の規模です。インスタグラムやTikTok(ティックトック)などにも大きく差をつけられています。
次に経営状況ですが、2015年に創業者ジャック・ドーシーCEOに返り咲いてから好調でしたが、物言う株主からは「スクエア」社との掛け持ち経営や、売り上げの伸び悩みから退任を求められ、2021年11月辞任していました。
2021年通年決算は、売上高前年比37%増の51億ドル(約5900億円)ですが、株主集団訴訟の和解金、人件費や研究開発費などがかさみ、純利益は2割近く減り純損失は2・2億ドル。前年は11億ドルの赤字と2年連続の赤字です。
時価総額でも、フェイスブックのメタ社の時価総額が約29兆円に対してツイッター社は2021年2月に5兆円を突破した程度です。
このように、表面的な買収ビジネスとしては決して魅力的な状態ではないツイッターですが、ポジションは経営状況をはるかにしのぐカリスマ性を持っています。
言論の場としてのツイッターは大統領から裏垢まで、すべての人間が同じ140文字で発言しています。メディアとしての影響力は絶大で、記憶に新しいのはトランプ前大統領のツイッターを利用した選挙戦ではないでしょうか。
結果的に、支持者が暴徒化して連邦議会議事堂に乱入し、それをきっかけにツイッターはトランプ氏の個人アカウントを凍結しました。
それ以前から、ツイッター社ではヘイトやフェイク情報問題への対策として、その都度規制が強化されてきましたが、ここにきて「ツイッターの魂の体現者」と呼ばれたいた創業者であり前CEOのジャック・ドーシー氏が株主によって辞任に追い込まれたことで、規制にさらに拍車がかかるという見込みがあります。現に、ツイッターはコンテンツモデレーション(不適切な投稿の監視作業)の指針を強化しました。
自身もヘビーなツイッターユーザーのマスク氏は、今回の買収の理由として4月に開かれた講演会TEDカンファレンスでこのように発言しています。
「経済的なことはどうでもいい」
「これ以上ないほど信頼され、概ねインクルーシブ(包摂的)な開かれたプラットフォームがあることは、未来の文明にとって極めて重要だという強い直観があるだけだ」
マスク氏の言葉だけを受ければ、ツイッターのメディアとしての絶大な影響力と、その割に値段が安いということ、そして、そのアイデンティティが失われ弱体化しそうな危惧で動いたのではないかと思います。
しかし、もちろんマスク氏の持ち前のスマートさでツイッターをスペースXやテスラでの事業と掛け合わせれば、経済的にも面白いことを起こすのではないかと期待してしまいます。
参考:Bloomberg「マスク氏のツイッター買収、米FTCが反トラスト審査開始-関係者」
参考:JBpress「イーロン・マスクのツイッター買収、その衝撃度」
参考:BUSINESS INSIDER「本社はテキサスに移転するの?…Twitterのユーザーと従業員がイーロン・マスクに聞きたい6つのこと」
参考:BUSINESS INSIDER「ツイッターの新CEOはインド系37歳、機械学習とAIの専門家…ジャック・ドーシーがCEOを辞任」
参考:BUSINESS INSIDER「プラットフォームの『言論規制』はアリ?ツイッターは全投稿の内容に責任を取るべきか【尾原和啓×シバタナオキ】」
参考:YAHOO!ニュース FRIDAY DIGITAL「Twitterを買収するイーロン・マスクの『ヤバすぎる野望』」
参考:YAHOO!ニュース c/net Japan「Twitter買収のマスク氏、創業者ドーシー氏から『唯一の解決策』と称賛ツイート」
参考:YAHOO!ニュース GIZMODO「イーロン・マスクのTwitter買収に対するジェフ・ベゾスやビル・ゲイツの反応」
参考:東京新聞 TOKYO Web「Twitter社が一転、イーロン・マスク氏の買収提案を受け入れ 買収額5兆6000億円 投稿規制を大幅緩和か」
参考:BRIDGE「なぜTwitterの株主はジャック・ドーシーの追放を求めるのか」
参考:WE LOVE SOCIAL「【2022年4月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ」
参考:Insta Lab「【最新Excel配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE,TikTok)」
参考:朝日新聞DIGITAL「米ツイッター、2年連続赤字 世界利用者は13%増の2.2億人」
参考:Forbes JAPAN「時価総額5兆円突破のツイッター、『トランプ永久追放』を宣言」
参考:ITmedia Mobile「イーロン・マスク氏のTwitter買収で何が変わるのか? 問われる“自由”の意義」
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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa facebook
デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー
1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。