【SATOトイレ】

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こんにちは!デザインこねこの長嶺きわです。

1月は私と子どもがインフルエンザになったのですが、2月は私の母が体調を崩してしまい、

絵画教室を1週間ほど、私がひとりで担当しました。

通常は、4歳〜小学6年生くらいの生徒さんを主に教えているのですが、今回は中学生の美術の定期テストの勉強や、おとなの方の水彩画のレッスンもあり、新しいことへの挑戦になりました。体験レッスンをしながら、定期テストの勉強を教えたりなど、少しバタバタしてしまいそうと思ったのですが、案外いつも通りにレッスンをすることができ、安心しました。

夏頃に母が腰を痛めてお休みした際、私が1人でレッスンをしたのですが、その時の体験が生きている!と思いました。今週からは母も復帰しますので、通常運転となります。よろしくお願い致します。

写真は最近食べた美味しかったものです。

手作り焼き立てカレーパン

お打ち合わせ先で温かい状態でいただき、美味しかったです!
こうやって、具をパンの中に包まずに上に乗せてしまう方法、とても参考になりました。最近パンを作っていないので作りたくなりました。

鱈と牡蠣の鍋

昆布の出汁の普通のお鍋なのですが、鱈と牡蠣の組み合わせが美味しかったです。牡蠣が食べ足りず、3日後に牡蠣増量バージョンを再度作って食べました。

白鯛のお刺身

お刺身は姿造りだったので、翌朝あらで出汁を取ってお吸い物にしました。

ふくらんのシュークリーム

期間限定商品の「ダブルチョコシュー」です。


【一週間のAI / ITニュース】

2月4日

GoogleはAIの開発や提供に関する倫理基準などを盛り込んだ「AI基本理念」を2018年から公表しています。

人に危害を与える武器や、国際的に認められた慣行に反する監視のために情報を収集・活用する技術などにAIを使わないと明記してきました。

しかし、2月4日に更新した指針の中で「武器」や「監視」に関する文言を削除しました。

アメリカと中国のAI分野での競争が激化する中で、安全保障分野への活用を広げる狙いがあるとみられています。


【事例紹介】

今回は、アイエス物流様の、コーポレートサイトをご紹介しました。


制作物:コーポレートサイト リニューアル

URL:https://www.is-logistics.co.jp/

知りたい情報に迷わずたどり着けるよう、シンプルで直感的に使える設計に。
視認性を意識したレイアウトと分かりやすい情報構成で、物流業界に求められる「安心感」と「機能性」を両立しました。また、「輸送」と「倉庫管理」を軸にした事業の特長がしっかり伝わるよう、構成やデザインを工夫。
シンプルながらも洗練されたビジュアルで、企業の信頼性とブランドイメージを表現しています。

ぜひご覧ください!
事例紹介のページ


SATOトイレ

今回も、SDGsをテーマに、17の目標から一つ一つを実施事例やイラストを交えながらご紹介していこうと思います!

今回のテーマ:SDGs 目標6「安全な水とトイレを世界中に」

すべての人々に水と衛生へのアクセスを確保する

世界のトイレの現状と課題
 

世界の多くの人々が、安全な水とトイレを利用できない状況に置かれています。不衛生な環境は、感染症の蔓延や健康被害を引き起こし、人々の生活を脅かしています。

水と衛生施設の現状

安全な飲料水: 世界人口の10人に3人が、安全に管理された飲料水サービスを利用できていません。

衛生施設: 10人に6人が、安全に管理された衛生施設を利用できません。

屋外排泄: 8億9,200万人以上が、今も屋外排泄を続けています。

水汲み: 敷地内で水が得られない世帯の80%では、女性と女児が水汲みの責任を担っています。

課題

水不足: 世界人口の40%以上が水不足の影響を受けており、この割合は今後さらに上昇すると予測されています。

汚染: 人間の活動に起因する排水の80%以上が、まったく汚染除去を受けないまま河川や海に投棄されています。

子どもの死亡: 毎日、1,000人近い子どもが予防可能な水と衛生関連の下痢症で命を落としています。

【SATO(サト)トイレ】

LIXILは、2012年にビル&メリンダ・ゲイツ財団の助成を受け、バングラデシュでの現地調査をもとに、開発途上国向けの高品質な簡易トイレ「SATO」を開発しました。

SATOは「Safe Toilet(安全なトイレ)」の略なのだそうです。

バングラデシュでは、かつて国民の約40%が屋外で排泄していましたが、政府やNGOの取り組みにより、現在では1%未満にまで改善されています。

特に農村部では、穴を掘る「ピット式トイレ」が普及し、多くの家庭で利用されていますが、管理が不十分な場合、悪臭や地下水汚染の原因となることが課題でした。

都市部では、個別の家庭にトイレがないため、共同トイレを利用することが一般的ですが、清掃が行き届かず不衛生な状態になりやすいという問題もあります。また、一部の地域では、川や水路が排泄場所として使われており、水の汚染や感染症の拡大につながっています。

・感染症の拡大防止

SATOトイレは 汚物を流すときに開くカウンターウエイト式の開閉弁 を採用し、ハエなどの虫が病原菌を媒介するのを防ぎ、悪臭の発生を抑える設計になっています。この仕組みにより、トイレの衛生環境を改善し、感染症の拡大を防ぐことが期待されています。

・水を運ぶ負担を軽減

水資源が限られた地域では、女性や子どもが水汲みの負担を強いられることが多く、貴重な時間が奪われています。SATOトイレは、 少量の水で洗浄が可能なため、水道設備のない地域でも使いやすく、水を運ぶ負担を軽減できる という大きなメリットがあります。

SATOトイレは、安価で壊れにくく、設置が容易な設計が特長です。2024年3月末には 世界45カ国へ約860万台が出荷 されています。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、水道設備がない家庭でも使える手洗いステーション「SATO Tap」も開発されました。パンデミック発生からわずか2カ月後に生産を開始し、現在ではインドやタンザニアをはじめとする各国で活用されています。

現地生産を前提とし、誰もが手に取りやすい価格で提供できるSATOトイレは、 トイレの普及を通じて衛生環境を改善し、救える命を増やす ことを目指しています。その実績が評価され、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

【みんなにキレイをプロジェクト】

「みんなにキレイをプロジェクト」は、日本国内でLIXILの一体型シャワートイレや水栓などの対象商品を1台購入するごとに、LIXILとユニセフ(国連児童基金)によるグローバル・パートナーシップ「MAKE A SPLASH!」を通じて1ドルが寄付される取り組みです。この寄付は、プロジェクトごとの支援対象国における衛生環境の改善に活用されます。

寄付金は、下水道の整備が十分でない開発途上国の農村向けにLIXILが開発した簡易トイレシステム「SATO」や、手洗いステーション「SATO Tap」の設置、さらにトイレ設置に必要な職業訓練などに充てられています。これまでに約650万台のSATOトイレが出荷され、世界の衛生環境向上に貢献してきました。


いかがでしたでしょうか。

今回は、目標6「安全な水とトイレを世界中に」をご紹介しました。

ご紹介したSATOトイレは、現地の人々が自分たちでメンテナンスなどできるように、シンプルな設計になっていて、現地で生産できる仕組みも整えられているのがすごいですよね。さらに、地元の物流や販売を活用し、雇用を生み出しながら継続的な取り組みへとつなげています。

トイレを使う習慣がなかった人々に、その習慣を根付かせるのは簡単ではありませんが、衛生環境が改善され、不衛生な環境による命の危険がなくなる未来になればいいなと思いました。


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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。