【ディーセントワーク】

メールマガジン/バックナンバー

こんにちは!デザインこねこの長嶺きわです。

2025年最初のメルマガです。今年も、よろしくお願い致します。

皆さまは年末年始をどのようにお過ごしでしたか?私の年末年始は、お墓参りをしたり、紅白を見たりなど、家族&弟の家族と母でゆっくり過ごすことができました!

2025年もさらに、仕事を楽しみながら頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。


【一週間のAI / ITニュース】

12/24〜1/6までのAI / IT関連ニュースを一部、お知らせします。


12月28日

ChatGPTを運営するOpenAIが、収益重視の姿勢を一段と強めていると報じられています。OpenAIは2015年に設立され、「金銭的な見返りに縛られることなく、人類すべてに恩恵をもたらす汎用人工知能(AGI)の構築」を使命として掲げた非営利団体としてスタートしました。

しかし、その後、AGIの開発資金を確保する必要性から、2019年に営利目的の子会社を設立。さらに、マイクロソフトからの出資を受けるなど、投資家を意識した姿勢も示してきました。


ディーセント・ワーク

今回も、SDGsをテーマに、17の目標から一つ一つを独自の視点で、実施事例やイラストを交えながらご紹介していこうと思います!

今回のテーマ:SDGs 目標8「働きがいも経済成長も」

みんなの生活を良くする安定した経済成長を進め、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会を作ろう。

目標8「働きがいも経済成長も」のゴール


目標8が目指すゴールとしては主に以下の2つがあります。

・社会に生きる全ての人にとって無理のない持続可能な経済成長と十分な雇用機会を確保すること

・ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を促進すること

このゴールは、「経済成長」「働きがい」の両方が大切とされています。経済が停滞すれば、人々が最低限の生活を送れなくなります。一方で、経済成長だけを追い求めると、長時間労働や休みのない状況が生まれ、働きがいを失ってしまうこともあります。どちらか一方だけでは豊かな暮らしは実現できません。

この2つをバランスよく向上させ、より良い社会を作ろうというのが目標8「働きがいも経済成長も」の目的です。

また、治安を安定させ、国全体が貧困から抜け出すためには、子どもや若者に教育の機会を提供し、十分な賃金を得られる仕事を増やすことが必要です。目標8は、こうした具体的な取り組みを示しており、目標1「貧困をなくそう」とも深く関わっています。

日本の課題としては、長時間労働が多いことや、非正規職員と正規職員の収入格差などが知られていますが、隠れている問題として、親の介護や自分の病気で「働きたいけれど働けない」人々の存在なども、大きな社会問題となっています。

ディーセント・ワークとは

ディーセント・ワークは、日本語で「働きがいのある人間らしい仕事」と訳されていて、「権利が保護され、十分な収入を生み、適切な社会保護が供与された生産的仕事」を意味します。1999年、第87回の国際労働機関(ILO)の総会で、ファン・ソマビア元事務局長により提唱された考え方で、以下の4つの目標を通して実現されるとされています。

1.雇用の促進

質の高い仕事を増やし、労働者が安定した生活を送れるようにすることが大切です。企業の成長とともに、労働者が必要なスキルを身につける環境づくりも重要です。

2.社会的保護の方策の展開及び強化

安心して働ける環境をつくるため、最低賃金や労働時間のルールを守り、社会保障を充実させることが必要です。これにより、労働者の安全が守られ、生産性も向上します。

3.社会対話の促進

労働者と雇用者がしっかり話し合える環境を整えることが大切です。対話が進むことで、労働条件が改善し、経済の発展にもつながります。政府もその支援を行います。

4.労働における基本的原則及び権利の尊重、促進及び実現

働く人々の基本的な権利を守ることが重要です。ILO(国際労働機関)の基準に基づき、強制労働の禁止や差別の撤廃など、安全で公正な労働環境を目指します。

日本企業の取り組み

Relight株式会社は、「誰も孤立せず、何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョンを掲げ、全ての人に働きがいのある仕事への機会を提供しています。具体的には、以下の事業があります。

・誰でも・どんな状況でも 仕事を探せる求人サイト

住まいと仕事の両方が不安定な状況にある方々を対象に、携帯電話を持っていなくても応募可能な寮付き求人サイト「いえとしごと」

・身分証がなくても入居可能!家を借りられない方向け個室の物件紹介

身分証・保証人・緊急連絡先、携帯がない方へ、生活を立て直すための“個室”のお部屋提供サービス「コシツ」

仕事が合わなかったり、病気になったり、家族の介護が必要になったりといった様々な事情に加え、携帯電話料金が未払いで連絡手段がない、住所不定のため身分証明書を作れない、保証人や緊急連絡先がいない、日々の生活費にも困っているなどの複合的な課題を抱え、自力での生活再建が困難な方々へ、企業とのマッチングを支援して、社会復帰をサポートしているそうです。

いかがでしたでしょうか。

目標8は、経済成長と働きがいという二つの側面から、より良い社会の実現を目指すものです。

Relight株式会社のような企業の取り組みは、まさに「働きがいのある人間らしい仕事」への第一歩を支援してくれるので、とてもいい事業だと思いました!社会保障だけでは手の届かない、見えづらい問題について、企業や私たち市民も「お互い様」の気持ちを持って、協力ができれば、と思いました。


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長嶺 喜和|Nagamine Kiwa  facebook

デザインこねこ株式会社 代表取締役社長/クリエイティブディレクター/イラストレーター/デザイナー

1979年神奈川県小田原市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科(一期生)にて、インスタレーションアートを学ぶ。在学中よりウェディングアルバム制作会社の仕事の受託をはじめる。もっと様々なデザインをお客様と直接やりとりをしながらつくりたいという思いから2009年に「デザインこねこ」を創業。小田原地下街「ハルネ小田原」開業プロモーション受注を期に2016年に法人化。その後も、小田原城のリニューアル「小田原城 平成の大改修」のPR全般などをはじめ、小田原市の自治会情報誌「小田原回覧板系フリーマガジン おとなりさん」の発行(自社事業、季刊7万部発行 *現在休刊中)など、小田原市を中心とした西湘エリアにて「地域密着のデザイン会社」として展開を続ける。画家である母の影響で幼少より絵に親しみ、現在は母の主宰するアトリエ・コネコで子どもたちへ向け絵画の講師も行っている。