イーロン・マスク 生い立ちからペイパルまで

ブログ

こんにちは。デザインこねこの、独立・創業・起業に役立つブログです。

日々更新していますので、よろしければフォローお願いします。

さて、今日からまた3連休ですね。GWの間は題材を広げて、日頃調べてみたかったことを選んで書いています。

今日もお時間ありましたら、お付き合いください。

今回は「イーロン・マスク」さんについてです。昨日の「スターリンク」からのつながりです。世界的な経営者ですので、名前を聞いた方は多いと思います。特に先日、あの「ツイッター」社を個人で買収したことで有名になりました。

イーロン・マスクさんは、いっとき「スティーブ・ジョブズを継ぐ」などと言われていましたが、その信念の強さと激しい感情は確かにジョブズ氏を彷彿させます。しかし、ビジョナリーとしての能力や功績は、後発優位性を遺憾無く発揮し、すでに「ジョブズ越え」を十分に感じさせます。

今回は、そんなイーロン・マスクさんのことを調べながら、私なりにパーソナリティとキャリアに絞ってトピックを拾ってご紹介したいと思います。

まず、イーロン ・マスクさん、正しくはイーロン・リーヴ・マスク(Elon Reeve Musk)さんは、1971年6月28日生まれです。出身は、意外にも南アフリカ共和国・プレトリア(首都)です。

(余談ですが、「プレトリア」という都市の名前に聞き馴染みがなかったので調べてみたところ、南アフリカには首都が3つもあり、プレトリアはそのうちの一つでした。立法上の首都はケープタウン、行政上の首都はプレトリア、司法上の首都はブルームフォンテーンで、各国の公館が置かれていることから対外的にはプレトリアが首都名として用いられているそうです。 ちなみに、私はヨハネスブルグが3つの首都の内の一つかと思っていたのですが、ヨハネスブルグは商業の中心地だそうで、間違っていました。)

10歳の時にコンピュータを買いプログラミングを独学、12歳の時に「Blaster」というソフトウェア(ゲーム)を開発して、「PC and Office Technology」という雑誌にゲームのコードを500ドル(当時のレートで約12万5000円)で販売したそうです。

17歳で大学入学資格を得た後、地元のプレトリア大学に通い、物理学と工学を学びます。

その後、家からの援助なしに独立しますが、その理由のひとつには当時アパルトヘイトを行っていた南アフリカ軍への徴兵があったそうです。

この事について「兵役につくことは、それ自体私には問題はないが、南アフリカ軍で黒人を抑圧することに時間を費やすのは、あまりよい方法のようには思えなかった」と述べているそうで、すでに自己の人道的思考に基づき行動するというスタイルが確立されていたことがうかがえます。

その後1989年に母親の生まれ故郷であり、親戚が住んでいたカナダへの移住。クイーンズ大学に在学中に弟のキンバル・マスクと一緒に会ってみたい実業家に電話をかけてランチに誘うというぶっ飛んだバイタリティで、ノヴァ・スコシア銀行(カナダ五代銀行の内第3位、国内でもっとも国際的な銀行)でインターンをする機会を得ます。

さらにアメリカへ移住し、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール等へ進むための奨学金を受け、経済学と物理学の学位を取得します。当時から人類の進歩に貢献する分野は「インターネット」「クリーン・エネルギー」「宇宙」だと考えていたそうです。

1995年にさらに高エネルギー物理学を学ぶためにスタンフォード大学の大学院へ進みましたが、これは2日在籍しただけで退学して弟とともにオンラインコンテンツ出版ソフトを提供する「Zip2」社を起業します。

この会社は大成功して3億700万ドルで買収され、マスク氏は2,200万ドル(約25億円)を手にします。ちなみにZip2立ち上げ時にはアパートより安いオフィスに寝泊まりし、ファーストフードがご馳走という時代を過ごしていたそうです。

Zip2売却で手に入れた資金を元手に1999年に今度はインターネット決済のサービス事業会社「X.com」社を立ち上げます。X.com社は1年後にあのピーター・ティール氏が創業したコンフィニティ社と合併し、これがコンフィニティ社が開発していた同様のシステム「ペイパル」の名を取り「PayPal」社となりました。

ちなみにCEОにはX.comのCEOだったビル・ハリス氏が就任、マスク氏は会長となり、CFОにはピーター・ティール氏が就任しています。

しかし、業績が悪化しビル・ハリス氏はやがて解任され、マスク氏がCEOに就任するも強引な立て直し計画にわずか半年で解任されてしまいます。

その後、ピーター・ティール氏がCEOに返り咲きますが、2002年にeBayに15億ドルで買収され、マスク氏は1億8000万ドル(約200億円)を手にしました。この成功がマスク氏の「世界を救う」ための挑戦を可能にしてくれます。

ここまで、いかがでしたでしょうか。軽い気持ちで調べ始めてしまいましたが、さすが世界中の起業家が憧れる世界最高のCEOの一人です。序盤のトピックだけでもとても多くまとめきれなかったので、今日はここまでにしてまた明日続きを書いてみたいと思います。

今日は2つ目の会社まででしたが、明日は3つ目の会社、いよいよ「スペースX」の登場です。おそらくゴールデンウィーク中はこのイーロン・マスク物語が続くのではないかと思います。お時間がありましたら、気軽にお楽しみください。

参考:Lawrence「【ロレンスMEN】スティーブ・ジョブズを継ぐ?いや、超える男 イーロン・マスク」
参考:企業ログ「ペイパルマフィアとは?海外・国内の有名〇〇マフィアも大調査!」
参考:ビジネス+IT「イーロン・マスクの知られざる半生、壮大すぎる夢追い人の“基礎”はこうして作られた」
参考:DIAMOND online「イーロン・マスクの半生から、実行力の源を明らかにする」
参考:Gigazine「わずか12歳の時にテスラやSpaceXの創業者イーロン・マスクが作ったゲーム『Blastar』」

こねこの本棚

【おすすめのデザイン本】

「世界一わかりやすい Illustrator 逆引き事典 CC対応 」

弊社で、デザイナー以外のスタッフでもAdobeのイラストレーターを触れるようにレクチャーをした際に教科書がわりにセレクトした本です。デザインの内製化に興味のある方はぜひ!

【弊社が掲載された本】

チラシ、ポスター、フライヤーなど1枚デザインの構図特集です。1枚の写真を大きく使う、2枚の写真を対比させる、写真の重要度によって強弱をつける……素材に合わせた構図の魅力的な作品を300ページ以上の大ボリュームでご紹介。スタッフクレジット付きで、発注する立場の方にも役立ちます。

外国人に響くお土産のパッケージ、外国語版の観光パンフなど作品を一挙紹介!2020年の東京オリンピックをきっかけに、より多くの外国人観光客が来日することが予想され、各企業から「このビジネスチャンスを活かしたい! 」という声が聞かれます。本書では、外国人に響くお土産のパッケージ、使いやすく工夫された英語版の観光パンフなど、外国人に向けて上手くデザインされた作品を一挙紹介します。

街に溢れる実用的な「1枚もの」チラシを厳選!街で目にする膨大な1枚ものチラシの中から、実用・デザイン面に優れた事例を紹介します。旅行・飲食・公共機関など、あらゆる業種のチラシを網羅。限られたスペースで情報をいかに整理しわかりやすく伝えるか、工夫の凝らされた作品を300ページ超えで大特集!

長嶺俊也 デザインこねこ株式会社取締役/クリエイティブディレクター/LOBBY ODAWARA オーナー兼ディレクター/神奈川県商工会連合会小規模支援強化事業コーディネーター