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今日のテーマは「ひと」です。人材を人財なんて言い換えたりしますが、スタッフの採用や、チーム編成などは、本当に難しいですよね。
こればかりはどんな名社長も難しく、株式会社ほぼ日の糸井重里さんも「運だよね」と言っていますし、糸井さんがおっしゃってましたが名社長のひとり、宅急便の生みの親であるヤマト運輸の故・小倉昌男さんも本の中で「人事のことはほんとわかんなかった」と書いていたそうです。
ですが、今日は思い切ってすこし違った視点で「ひと」考える方法をお伝えしたいと思います。
社会生物本能の4タイプ
これは、「オタク王」岡田斗司夫さんが提唱されているものです。外向性か内向性と、抽象的が具体的かの2つの特性を「定量評価」し、どのタイプか判断するものです。人間の欲求特性や社会生物としての本能を4タイプで表現するのですが、なによりユニークなのはそれぞれのタイプに「優位劣位の法則」と、「対角線の法則」というものがあることです。
4つのタイプ
対応の種類は、注目型、司令型、法則型、理想型の4パターンです。それぞれの詳細は参考サイトをご覧いただければと思いますが、特徴は以下です。
・注目型:外交的&抽象的 ムードメーカー、付き合い上手
・司令型:外交的&具体的 しっかり者、努力家
・法則型:内向的&具体的 参謀タイプ、シビアに判断
・理想型:内向的&抽象的 職人気質、こだわり派
実際のテストでは、44問の比較的単純なテストを用いて、自分のタイプが田の字型の二次元グラフにマッピングされます。
よろしければ以下の参考サイトでご自分のタイプをテストしてみてください!
優位劣位の法則
僕が面白いと感じたのは、そのグラフをつかってそれぞれのタイプの関係性の「優位劣位」が一目でわかることです。
グラフ内の位置で右回りに接しているタイプが自分より優位なタイプになり、左回りに接しているタイプが劣位になります。 優位のタイプに対しては憧れを、劣位のタイプに対しては、なんと軽視する傾向があるそうです。
これ、「本能」とついているテストなので、無意識的にとなります。これを知った時に、少し怖くなりました。無意識ですが、相手に対しての行動に影響しているとしたら、それはチームに少なからず影響があるはずだからです。
対角線の法則
次に、グラフの中で対角線にあるタイプは、「欲求の価値観が重ならないため、 長期的に良好な関係を持つことができる」関係にあるそうです。(注目型と法則型、司令型と理想型)
ただし、それはあくまで相手を理解するのが難しいからであって、相手を理解した上での「良好」な関係ではないそうです。
そのため、対角線タイプとのコミュニケーションは、中間位置に当たるタイプのメンバーを解説者としてを加えると円滑にすすめられるそうです。
まず、自分を知り、相手を知る
岡田斗司夫さんがおっしゃっていましたが、自分のタイプを知らない人は大変多いそうです。「本当はこうなはずだ」という気持ちと社会的本能のギャップが大きいと、落ち込んでしまったり、生きづらさを感じたり。
ですので、自分探しではないですが、まずは自分が自分を知っておくということは、メンタルヘルスを維持するためにとても大切な気がしました。
次に、身の回りのひとのタイプも知っておくと、とても生きやすくなるはずです。
例えば、親のタイプ、パートナーのタイプ、子どものタイプを知っておくことはタイプが違うことによって相手の理解に合わせた行動をすることで家庭の平和が保たれたり、親しき仲にも礼儀あり的な家族の尊重にもつながるのではないかと思います。
ひとを知る
そして、これはもちろん社内でも言えることだと思います。会社へはみなさん社会人としての建前を持ってきて付き合っているわけですが、そんなビジネスの現場でも以下の話がそれぞれのタイプの「本能」からのものだと知ったらいかがでしょうか。以下抜粋です。
「認められたいと思うあまり、成功の可能性の低い依頼を断り切れずに引き受けて、評価を下げることも多い」(注目型)
「上司部下や目上、目下などの上下関係に敏感で礼儀正しく、 部下や後輩が生意気だと腹をたててしまう」(司令型)
「せっかく計画したことが他人のわがままで無駄になったときに腹をたてますが、感情的になっても立ち直りが早い」(法則型)
「結果よりプロセス、目的より手段を重要視するタイプ」(理想型)
いかがでしょうか。これらがそれぞれの「タイプ」の社会生物本能によるものだとしたら、その人の行動を理解しやすくなり適材適所に役立つのではないかと思うのです。
また、さらに「優位劣位の法則」、「対角線の法則」を踏まえて、チーム編成を考えてみるというのもおもしろそうです。
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まとめ
この「社会生物本能の4タイプ」はあくまで岡田氏の提唱するものですので「エビデンスは?」や、「人間を簡単にジャンル分けなどできない」と考える方もいると思います。
でも、そこは一回肩の力を抜いて、物は試しと朝会のレクリエーションの一環などでみんなで試されて見たらいかがでしょうか。意外なタイプで盛り上がるかもしれないですし、すっと腑に落ちる発見もあるかもしれません。
なんにせよ、こうして自分を、そして相手を、ひとを知ろうとする心が、コミュニケーションにとってはなによりも重要だと思います。
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