おだわらのいいところ164

おだわらのいいところ

いよいよ冬の足音が近づいてきました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?


さて、先週より取り上げている

『SDGs(Sustainable Development Goals)』について、

引き続きお伝えしていきたいと思います。


ちょうど今週、某テレビ局で、「地球を笑顔にするWEEK」というテーマでSDGsを取り上げる企画を各番組で実施しているので、目にした方も入らっしゃるでしょうか?


17のゴール・169のターゲットを掲げ、2030年の達成を目指し世界の人々と共有している「持続可能な開発目標」=SDGsですが、そもそもの出発点と言われているのは、1972年に開催された、環境問題について考える世界初の政府間会合「国連人間環境会議」でした。

資源消費と環境汚染に危機感を覚えた各国の有識者が結成した民間組織・「ローマクラブ」によって発表された『成長の限界』。

「このまま人口増加、環境汚染、資源消費などが続けられば、100年以内に地球上の成長は限界に達成する」という警笛を世界にならした報告書です。

この会議を皮切りに、国連における「持続可能な社会」に向けた議論が数年ごとになされ、2015年にすべての国連加盟国の同意を得られ採択された「SDGs」が盛り込まれることとなった、「2030アジェンダ」(国連の文書)へと続いていったのです。


ちょっと難しいお話が続いてしまいましたが、

ここからは小田原市のお話をさせて頂きたいと思います。


「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定されている

小田原市。

実際、どんな取り組みを行っているのかご紹介したいと思います。


小田原市では、「小田原から未来を考える」を合言葉に、市全体でSDGs取り組むにあたり、おだわらSDGs実行委員会(事務局:小田原市企画政策課)が中心となり、様々な企画を実施。

そのパートナーとして、90社を越す企業が登録されていて、(2020年3月現在)令和2年度の募集も先日より始まりました。(募集期間:令和2年11月16日~令和3年1月15日)


実行委員会では、SDGs普及啓発冊子「Think MIRAI小田原から未来を考える」の冊子を作成。小田原地下街の「HaRuNe小田原」のハルネギャラリーにて、SDGsを紹介する企画展を実施しました。


また、小田原市の在住・在学の高校生をはじめとする若者が職場訪問・体験を実施。地域や働くことの理解を深め、企業と次世代の関係作りに取り組んでいます。

また、小田原の「まちのコイン」である『おだちん』を実施中。
「まちのコイン」というアプリをダウンロードして、例えば、初めてのお店に来店したときや、町のプロジェクトに参加したりすると、「まちのコイン」をもらうことができ、そのコインは地域のお店で使うことも可能。ゲームのように楽しみながら、いつの間にかまちの仲間が増えていくという仕組みです。

(詳細は「まちのコイン」で検索)


ちなみに実は…

小田原市栢山出身で、江戸時代に農村復興に尽力した「二宮尊徳」さんは、

今でいうSDGs経営の先駆けの一人だとも言われているそうですよ。

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